瑞稀side
瑞稀「でっか…」
優斗「こんな間近で見たの初めて…」
俺らの今いる場所は大学。
確かに大学の方が詳しそうな人は沢山居そうだけど…。
そもそもここは俺らが来てもいい場所なのだろうか……。
優斗「ね、みずっくん」
瑞稀「ん?」
優斗「あの人かな?」
瑞稀「え…?どれ?」
優斗「あの、門のとこ立ってる人」
瑞稀「…かな?」
優斗「行ってみよ」
瑞稀「うん」
そう言って俺らは門の前に立つ人に声をかけた。
優斗「あ、の…」
?「ん?あぁ。君たち?」
優斗「あ、はい。髙橋優斗です」
瑞稀「井上瑞稀です」
?「亀梨和也」
亀梨「よろしく」
「「よろしくお願いします」」
亀梨「勝利から話は何となく聞いてるよ。とりあえず中入ろっか。おいで」
優斗「あ、はい」
瑞稀「はい」
返事をした俺らに亀梨さんは優しく笑って校内に入ってった。
それを俺らも慌てて追いかけた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。