第11話

#10 ドアの向こう側
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2021/11/19 14:00
🦊父
ロンジュナ、ごめんね、ごめんね…
ガシッ














お父様にそう言われたあと
どこからやって来たのか
ガタイの良い黒い服を着たお兄さん達に
捕まってしまった








🦊
……へ?
訳が分からない
なんでみんな助けてくれないの?













執事も!!

お母様も!!!


お父様も!!!!!!
🦊
……ねっねぇ!誰か助けてよッッ!
🦊
何で助けてくれないの!
🦊
どうして黙ってるの!ねぇッ!!!













.
あがいても、どう叫んでも
皆ただ泣くだけで助けてくれない…














どうしてこうなったの?















理解できないまま、ただただ叫んで足掻いた








でもガタイの良いお兄さん達から逃げられる訳ない   




      









5分くらい経ったかな















もう抵抗する気力がなくなってしまった









    




すると僕を捕まえているお兄さん達の間から
見たことのある顔をしたおじさんが出てきた














そうだ、知ってるも何も僕はこの人にたくさんお世話になった















彼はお父様の実の弟、つまり叔父にあたる 










僕の家に来るといつも一緒に遊んでくれた
優しくて面白い人


























そんな僕の大好きな叔父さんが何故?














あ!もしかして
🦊
、、、助けにきてくれたの…?










叔父さんは暫く黙っていた





   
    








そして少し不気味な表情を浮かべて「連れてけ」と一言放った
















僕は理解が出来なかった




 

  








連れて行かれる車の中で
ずっと色々な事を考え続けた














でもまだ12歳だった僕には
どうしても理解する事ができなかった













🦊叔父
着いた
今までに見たことのない、冷たい表情でそう言われた





そして中へ着いていくと
薄暗くて窓もない5畳ほどの小さな部屋に入れられた
🦊叔父
食事、お手洗い等
外に出なければならないものは
このチャイムを押せ。
下手に鳴らしたら…どうなるか分かるな
🦊叔父
別にお前を殺そうなんかしてない
…ただそこで静かに暮らしてれば良い
🦊叔父
あと、お前が外から出ないように
この2人を交代で見張らせておくから
"分かったな?"
最後にそう一言放つと
叔父さんはどこかへ行ってしまった














見張りのお兄さん達はさっき僕を捕まえていた人



 


さっきは必死で顔なんて見ていなかったけどきれいな顔をしている人達だ








一人はスタイル抜群で背が物凄く高いイケメン、もう一人はえくぼがあってモチモチのイケメンだ…
見張り1
ん?どうかしたか?
🦊
う、ううん、、、何も…無いですグスッ
見張り1
もう行ったかな?
見張り2
はい、もう大丈夫なはずですよ
見張り1
君…そんなに怖がらないでおくれ
俺はソ・ヨンホ
ジャニヒョンとでも呼んでくれ
見張り2
俺はチョン・ユノです
ジェヒョンでいいですよ
名前がややこしい…
🦊
………ジャニひょん、ジェヒョニひょん
🍑
…僕達は君の味方だからね
🐟
安心して……
ひょん達は悲しそうな顔をしてそう言った















信じていいのかな?













なんか僕の本能が信じていいって言ってる気がする















まぁでも今の所は
彼らを信じるしかできないよね…











 







……とりあえずちょっとだけ信じてみよう
🦊
………分かった















.
あれから半年が経った










コンコン
🦊
ひょん、今日はどっち?
🐟
俺だよ〜じゃにじゃに
🦊
わぁぁジャニヒョンジャニヒョン!今日のご飯は何?!!!
🐟
カrr…おっと シーっ! 叔父さん来たよ
🦊
アッッ
🐟
あ、通り過ぎた、もう大丈夫!今日のご飯は……
こんな感じでヒョン達のお陰で
毎日それなりに楽しく過ごしてる
ドア越しにしか話せないけどね…














叔父さんも特に何も問題を起こさなければ話してこないし
ご飯やトイレに連れて行ってくれるのも
ヒョンがやってくれるから安心
























でも僕がこうやって監禁されてる理由は絶対に話してくれない









    



まだ僕が子供だからかな…
いつか話してくれるといいな…!!






 




   



そう思いながら鼻歌を歌っていたとき……



















バンっっっ!!!
ガン!ゴンッッッッ!!!












遠くから鉄の棒を振りかざしたような鈍い音がした
















そしてそれはひょんの…ジャニヒョンの
無線スピーカーからも響いた

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