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出久)あなたくん、こんにちは!
最近、学校に来てないけど、大丈夫?
僕で良ければ、話聞くよ?
........そんなことがあったんだ。
なんか、ごめんね
あのさ、僕の友達の話なんだけど、そいつはさ、親から個性が引き継がれなくてね。
でもヒーローに憧れちゃって、でも個性がないと、ヒーローにはなれなくて。
そいつ、しばらくは受け入れられずに練習してたんだ。
火を吹こうとしたり、物を引き寄せようとしたり。
でも、ダメだった。
でもね、今そいつは、自分なりに頑張ってるんだ。
人を守ろうと、助けようと。
だからさ、僕は報われない努力は無いと思ってるんだ。
勇気を持って一歩踏み出せば、きっと何かが変わる。
それに、また何かあったらいつでも僕に言ってよ。
“僕があなたくんのヒーローになる”
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。