私はだんだん圭くんと話すようになった。
圭「なぁなぁ。桃恋?」
桃恋「何?」
圭「お前さぁ、いつになったら圭って呼んでくれんの?」
桃恋「えっ?呼び捨てがいいの?」
圭「そりゃそうだよ!だって友達じゃん!」
桃恋「そうだよね!分かった!圭って呼ぶ!」
圭「おう!」ニコッ(*^^*)
桃恋(ドキッ…ん?ドキッ?)
圭「おーい!桃恋ー!」
桃恋「はっ!何?」
圭「お前呼ばれてんぞ」
桃恋「えっ?嘘!聞いてなかった」
圭「いや、嘘だから…」
桃恋「はぁ?マジで?」
圭「おう!マジマジ!」
桃恋「ちょっとー!/////」
圭「あははっ!面白いな!桃恋って!」
私も一緒になって笑った。
この時私の気持ちが変わり始めた…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!