第10話

第9話〜やっぱり好きなんだ〜
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2018/05/06 01:31
私は少し涙ぐみながら病院を後にした。

「助からない…」

その言葉をかき消しくなった。

家に帰ると夏希からのメッセージだ。
「明日から仕事だね。一緒に頑張ろう!」
そのメッセージを見ると明日から仕事だという実感が湧いた。
「仕事か…」ため息をつくと私はベットに横になってぼーっとしていた。

今日で休みも終わりなにかしようかな…
久しぶりに一人で出掛けることにした。

東京の色んな所回ってみようかな…
私はベットから起き上がって家を出ていった

まずは…どこに行ったらいいんだろう…?
なにも考えずに家を出た私はどこに行けばいいのか分からなかった。

私はとにかく駅に向かった。
えっと…その…どこに行こう…?
映画?いや、でも映画って東京意外でも見れるし、原宿?とか渋谷?いやいや人が多くて迷子になりそう…んーそう考えていると後からふいに肩を叩かれた。
「あなたちゃん?」
その人は少し変装していて最初は誰が分からなかったがしばらくすると大野さんだという事が分かった。

「お、大野さん…?」私が小声でいうとコクリと頷いた。
「どうしたの?ぼーっとしてるみたいだけど」

「え、その明日から仕事なのでどこか行こうかと思いましてー…」

「あーなるほど!明日からお仕事なのね。頑張ってね」

「は、はい!」と私はとっさに言うと

「それじゃあまた後で」そういうと大野さんは行ってしまった。

また後で?どういう意味なんだろう…

「新大久保にでも行ってみようかな…?」
コリアタウンとかあるし…楽しそう。

私は新大久保への切符を買って改札を通った。
「でもやっぱりこんな事してていいのかな…」
電車に乗り込むとおじいちゃんの顔が浮かんだ
おじいちゃんの顔とおじいちゃんの言葉が頭に浮かんだ。
人生は一度きり…自分の本当にやりたい事をする…

たまにはいいよね…?
音楽を聴いているとあっという間に新大久保に着いた。

コリアタウンで食べ物でも見つけようか…

歩いているとすぐに美味しそうな匂いのするお店があった。

チーズダッカルビ?え、でもこんな時間からは早いか…(笑)
少し歩くとトッポギとチヂミを売っているお店があったのでチーズトッポギとチヂミを買った

一口 口にしてみると美味しい…という言葉が溢れた。
トッポギは少し辛いけどでもチーズと凄いあってて美味しい…
チヂミは私の好きな食べ物だからやっぱりいつ食べても美味しいな…。

食べ終わると次はコスメのお店に行った。
中に入るとたくさんの化粧品が売っていて沢山のお客さんが居た
一人の店員さんから声をかけられた
「何かお探しですか?」
「いや、少し見てみようかなって思ってて…」
「そうなんですね!当店では香水やクレンジングと言った商品もたくさん売っているので是非ご覧下さい」
そう言われると私は香水か…と思って就職祝いで自分にでもなにか買おうかな…。

香水のコーナーに行くと沢山の香水が売っていた。香水なんて久しぶりに見た…

このマスカットの匂いの香水いい香りだな…
人気なんだ… 夏希の分も買っていこう
私は香水を二つ手に取ってレジに向かった
香水を買うとこれは夏希でこれは私…
いや大野さんにあげようかな…
なぜかあげようと思ったのは大野さん
大野さんにピッタリの匂いだったから

大野さんの事やっぱり好きなんだ…





私…
























*有名人さんのお名前をお借りしていますが有名人さんとこの物語との関係は一切ございませんので有名人さんの評価を下げないようにお願い致します。

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