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第11話

10話
―2週間後―
その頃14歳の同級生と仲良くなれた
その子は笑夏えみかと言った
えみちゃんには妹がいて颯夏そよかという名前の可愛らしい子だ
そよちゃんとえみちゃんは施設内でいっちばんかわいくていっちばん優しい天使だった
コウも同級生の男の子と仲良くなって施設の生活に慣れてきたようだった
そんなときだった
施設の先生に呼び出された
ゆかこさん
コウくんーサラちゃんー!
ゆかこさん
ちょっとお話の部屋にこれる?
ゆかこさんとは初めに車で送ってくれた施設の方だ
今では施設のなかで一番仲のいい先生

そうそう、お話の部屋っていうのは色々な相談をできたり、電話が置いてあったりする場所
何回もここで飯田さんに電話してきた
何度もここの部屋で救われた
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ガチャ
わたし
失礼します
コウ
失礼します
ゆかこさん
そんな硬くならなくて大丈夫だよ笑笑
いいお知らせ……だから
あれこれっていいおはなしだよね?笑
”まだ聞いてないから分かりませんよ!笑”
なーんていうツッコミを挟みつつゆかこさんのお話を聞いた
ゆかこさん
えっとさ今って8月の17日でしょ?
ということは、もうすぐ”学校”が始まるの
ゆかこさん
あなた達中学2年生と中学3年生だよね
通わないと行けないからねぇ
義務教育義務教育
学校……か
民族で通っていた学校は施設以上に酷い環境だった
バレス語は禁じられてラウラ語を教えこまれる
バレス族について全てを否定され
ラウラ国が全てである、世界の基準である
と教えこまれた
わたしはお母さんから”バレス族であることに誇りを持つこと”と教えこまれていたから洗脳されなかったけど
多くの仲間たち……半分くらいの仲間たちは洗脳されていった
バレス族を否定されることもだが仲間たちの人格が壊れていくのが辛くて怖かった
日本の学校は大丈夫だよね?
バレス族を否定しないよね?
ゆかこさん
……大丈夫、大丈夫
コウも私も民族の施設を思い出して泣いてしまっていたらしい
優しく”大丈夫だよ”
そう言われるのがわたしとコウにとっての薬のようになっていた
じんわりと暖かい言葉
”家族”みたいだな
その後わたしとコウは学校に行くことに決め、二学期から通うことになった
そこで名字が必要になった
ゆかこさんは考えといて!なんでもいいから!
なーんていうけど……
えぇ……これから……いつまでかはわからないけど
バレス族のみんなの元に戻れるまでは今から考える名前使うんでしょ??
すごく大切だと思うんだけどな……
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わたし
……ねえ、えみちゃん?
名字一緒に考えてくれない?
えみちゃん
え、うち!?
そんな重要な役目……!
わたし
そよちゃんも……お願い!
そよちゃん
わたし、も?えぇそよには無理だよ……
なんだかんだ言いつつ2人も考えてくれて……
ああだこうだいいながら考えて
2日かけて出た答えがこれ”夕希ゆうき
わたし
夕希サラですよろしくお願いします
どうかな?
えみちゃん
めっちゃいい!
そよちゃん
いいとおもう!
”夕”方(夜に近かったのは秘密)に飯田さんに拾われたこと
”奇”跡
それを名前に入れたかったんだ
わたし
夕希サラ……
わたしは今日から夕希サラとして生きていく
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コウside
コウ
名字もなにも……難しすぎるだろ!!!
なーんてことを部屋で言っていたら外に聞こえていたらしく……恥ずかしい
最近仲良くなった中学3年生同級生の修斗がやってきた
修斗
どーしたどーした笑
大きい声出して
コウ
うそ…笑聞こえてたかぁ……笑
修斗
大分うるさかったぞ?
コウ
ごめんごめん笑
あ、そうだ!一緒に名字考えてくれ……!
修斗
え、俺が!?
なんだかんだ言いつつ一緒に名字を考えてくれた
俺の好きな物やたらと聞くなぁと思ったら名字に取り入れてくれたらしい
修斗
初めて海見た時の感動かぁー
俺海の近く育ちだし分かんないなぁ
修斗
そーだ!
波夜とかどう??
ほら波だよ波!笑
夜はなんとなく!かっこよくない?笑笑
コウ
なにそれ笑でもそれいいなかっこいい笑そうしよ
波夜コウ…かなかなかかっこいいなあ笑
修斗に聞くとコウっていう名前から”光”っていう字が浮かんでたらしく
夜を照らす光とかかっこよくない?って言われた


……確かにかっこいいな笑


俺は波夜コウとして生きていく