無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第9話

8話
―翌朝―
わたし
おはよ
コウ
うん、おはよう
疲れていたからかぐっすりと寝られた
それにこんなるかふかな布団で寝れるのは何年ぶりだっただろうか
施設の布団といえば床に敷布団……終了だ

……足音だ
飯田さん
サラとコウだったよな?あれ違ったっけ?
おはよう
気分はどうだい?
わたし
あってます笑
おはようございます
ぐっすり寝られました
コウ
俺もです
ありがとうございます
飯田さん
そうかそうかそれは何よりだな
飯田さん
……ちょっとお話しようか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
飯田さん
……ここでいいか
悪いなあ落ち着かないかもだけど
ここしかないとよ笑
連れてこられたのは昨日と同じ部屋だった
机1つと椅子4つ、棚がひとつの静かな部屋だ
飯田さん
……まず質問だけど、答えられる範囲で答えてくれたらいいからな?
それにここで言ってくれたことのなかで言ってほしくないことがあったら
それは外に漏らさないから
おじさんとサラとコウの約束
”絶対”
コウ
……!
絶対、か
どうだろうか
信頼していいのかな
飯田さん
まず、名前
サラとコウ
苗字はあるのか?
わたし
……
コウ
……
本当はある
あるけど……
これを言ってしまえば外国人だと分かってしまう
わたし
ごめんなさい言えません
コウ
ごめんなさい
わたし
ただサラとコウはカタカナで書きます
私たちは兄弟ではないです
飯田さん
そうかそうか
教えてくれてありがとう
飯田さん
……あとひとつ
お前たちはなんでここにいるんだ?
飯田さん
親から逃げてきたとか……そういうことか?
首を振った 
コウも振っていた
お母さん……大好きなお母さん
会いたい逢いたい
飯田さん
迷子か?
それも違う
首を振った
飯田さん
そか話せるようになったら話して欲しい……と思うが
二人の気持ち次第だな
飯田さん
今のところ警察に失踪届は来ていないからな
それはそうだろうなまさか日本にいるとは思ってないだろうし
飯田さん
……それでなんだが
今日寝る場所がないだろサラ、コウ
飯田さん
身元も分からない
施設に……入るしかないかもしれないな
……!シセツ…
施設=拷問
逃げられたと思ったのに
飯田さん
……!
怖いところじゃないからな?
いい人ばかりだからな?
わたし
……そうですか?
コウ
本当ですか?
私たちは怯え切った顔をしていたのだろう
飯田さんは頭を撫でてくれた
”怖くないぞぉ怖くないぞぉ”
”大丈夫大丈夫”
ひたすら有難かった
家族みたいだ
暖かい
……唯一私が知っている暖かさは
家族の温もりだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
飯田さん
大丈夫か?
今から施設からお迎えきちゃったけど……
何かあったらこの電話番号に電話していいからな?出られなかったらごめん
でも絶対かけ直すから
そう言って私の手、コウの手それぞれに紙を手渡してくれた
電話番号だった

でも電話発着信履歴がラウラ国には届くだろう
ダメだかけられない
わたし
……携帯
持ってるけど使えない……です
かけられない
かけられない……
コウ
ごめんなさい……
飯田さん
大丈夫大丈夫
施設にある電話を借りたらいいから
わたし
……
ありがとうございます
わたし
飯田さんに拾われて幸せです
コウ
僕もです
また電話しますね……!
飯田さん
……泣かせるなって……!
こちらこそいい子たちに会えて幸せだよ
また会おう
すぐ相談のるからな?
施設の方
そろそろいきましょう
サラさん、コウさん
飯田さん
行ってらっしゃい
わたし
ありがとう飯田さん!
コウ
ありがとう!
私たちはいつまでも手を振っていた
飯田さんも見えなくなるまで両手で振り返してくれていた