第12話

第10話
984
2020/06/18 13:51
あなた「………及川さん」

なんで…いるの?

怖い 怖い 怖い

震えが止まらない

及川「あなたちゃん!俺ッ」

及川さんが近寄って来ようとしたが

私は反射的に後ろに下がってしまった

その時

岩泉「おい💢クソ川おせーぞ!って(なま

え)?」

花巻「どうしたんだよ…あっ」

松川「なんかあったのか……えっ」

青城の3年生達が集結してしまった

どうしよう 怖い

あなた「ぁッやっ」

もう逃げないって決めたのに

なんで

なんでよッ

震えが止まってくれない

恐怖が消えてくれない

そうしているうちに

岩泉「あなた、俺達…」

先輩たちがどんどん近寄ってくる

及川「?あなたちゃん?」パシ

あなた「ッ!ぃやッ」パンッ

及川さん「え……」

どうしよう、手を振り払ってしまった

及川さん達は呆然としている

どうしよう

どうしよう

そんな時

?「あなた〜、遅いから心配したぞ!」

あなた「ぅあ、西谷…」

西谷が来たことですごく安心した

西谷は及川さん達をちらりとみて

西谷「あなた行くぞ!」

と手を引いてくれた

私は着いて行こうとすると

及川「〜待ってよ」

岩泉「あなた、ちゃんと話がしたい」

と言って来た

でも私は正直、今は話ができるような精神状

態ではないし一刻も早くここから離れたかっ



そんなに私の気持ちを察したのか

西谷は手を力強く握り及川さん達に

西谷「こんなに震えているマネージャーをあ

なた達と一緒にいさせる訳には行かないんで

失礼します。それに、今更こいつのありがた

さがわかったところでもうあんたらはこいつ

に取り返しのつかないことやってんだよ!俺

たちは知ってる!話がしたいとしてもこいつ

を渡す訳にはいかない」

と言ってくれた

及川さん達はその言葉を聞いて唇を噛み締め

ていた

そして

及川「俺たちはすごく後悔してる」

岩泉「ほんとに情けないことをひたと思って

る」

花巻「もし少しでも話を聞いてくれる気にな

ったら連絡してくれ」

松川「いつまでも待ってるから……」

西谷「行くぞ」

あなた「………うん」

重い空気のままか私たちはその場を後にした





プリ小説オーディオドラマ