第6話

5話
5,600
2021/07/26 05:49
予告時間の1分前になった頃

あなたは快斗に抱えられながら

空を飛んでいた。
あなた
ねぇ、あそこ誰かいる
快斗
ほんとーだ…ガキじゃねぇか
あなた
ガキ…?
あなた
(あれってもしかして…新一⁉︎)
あなたは驚きのあまり目を見開く。

そして急いで黒マスクをつけフードを深く被る。
快斗
?どしたーあなた
あなた
知り合いなのよ…‼︎
快斗
あー、成る程ね
快斗は納得すると予告時間と同時に

コナンのいる屋上に飛び降りた。





その頃、コナンは阿笠博士と電話をしていた。
阿笠博士
『最も人々に親しまれてる通り名がある…』
コナン
通り名?
阿笠博士
『各国の警察を子どものように手玉に取る怪盗1412号に興味を持った若手小説家が
1412のナンバーを洒落てこう呼んだのじゃ… K.I.Dケー.アイ.ディーと』
コナン
 K.I.Dケー.アイ.ディー
阿笠博士
『そう、怪盗1412号…人呼んで』
阿笠博士
『怪盗キッド‼︎』
そこにはキッドと…キッドに抱えられた

黒いローブに身を包んだ女がいた。
コナン
おい博士…黒いローブに身を包んだ女も調べてくれ
阿笠博士
『何?それは良いんじゃが…新一君?
おーい、新い』ピッ
新一は冷や汗をかきながらも

此方に歩いてくる2人組を見て笑う。
コナン
(男の方はマントとシルクハット…スキのない身のこなし…モノクルと逆光で顔ははっきりしねー…女の方もだ…ローブとマスクで顔は分からねぇが…2人共意外に若いぞ…)
コナン
(30代…20代…いやもっと…)
キッド
よぉボウズ…
何やってんだ、こんな所で…
その瞬間

コナンはロケット花火を上げた。
コナン
花火!
あなた
(また面倒臭い事を…)
あなたは内心ため息を吐く。
コナン
あ、ホラヘリコプター♡
こっちに気づいてくれたみたいだよ!
キッド
ボウズ
ただのガキじゃねーな…
コナン
江戸川コナン…
探偵さ…‼︎
キッド
ホー…
キッドが感心していると

コナンはヘリコプターを指さした。
コナン
それより良いの?
怪盗キッドさんとそのお仲間さん?
はやく逃げないとヘリコプター来ちゃうよ…
キッド
フム…
コナン
(麻酔銃を撃ち込むチャンスは一度…‼︎逃げようと背中を見せる一瞬‼︎)
コナンが麻酔銃を構えていると

キッドは無線を取り出し

あなたは無線とパソコンを取り出した。
コナン
(え…無線にパソコン?)
キッド
オホン
キッド
あーこちら茶木だが!杯戸シティホテル屋上に怪盗キッドとその仲間発見‼︎
コナン
(な⁉︎)
キッド
米花、杯戸町近辺をパトロール中の全車両および!米花町上空を飛行中の全ヘリ部隊に告ぐ…
キッド
速やかに現場に直行し怪盗キッドと犯罪卿を拘束せよ‼︎
茶「こ、こいつ私の声を…‼︎」

 「ええいこれは奴らのワナだ!」

 「早く全機、全車両を連れ戻さんか‼︎」
あなた
こちらヘリ一番機‼︎現場上空でキッドと犯罪卿らしき人物を視認‼︎
あなた
こちら杯戸シティホテル内を警戒中の大島‼︎我々もホテルに突入しますか⁉︎警部‼︎
コナン
(こいつまで…‼︎)
キッド
あぁ!杯戸シティホテル内警戒中の各員に告ぐ!キッド達は屋上だ‼︎総員直ちに突入!
奴らを取り押さえろ‼︎
コナン
(凄い…‼︎こいつら、機械も使わずに何人もの声色を‼︎)
コナン
(こんな事して奴らは…何をしようってんだ!?)

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