第4話

3話
6,277
2021/07/24 16:09
あなた
ら〜ん‼︎来たよ〜‼︎
そう言いながらあなたは事務所の扉を開ける。
あ!あなた‼︎
コナン
(何…⁉︎あなただと⁉︎)
蘭はあなたに駆け寄り

コナンはあなたから逃げる様に隠れた。
あなた
あれ?叔父さんは?
お父さんは今出かけてるの
あなた
そうなんだ…あれ?そこの子どしたの?
コナン
(やべっ‼︎)
あなたが指差した所を見ると

コナンが机の下に隠れていた。
コナン君‼︎ちゃんと挨拶しなきゃ!
コナン
は…は〜い……
コナンは渋々と言った風に蘭の隣に並ぶ。
この子江戸川コナン君って言って最近うちで預かってる子なの
あなた
へ〜、最近…ね
あなたはコナンと目線を合わせて

ジーッとコナンを見つめる。

しかし次の瞬間には笑顔になった。
あなた
何かコナン君って新一の野郎にそっくりだね!
コナン
そ、そーかな?
コナン
(バーロー当たり前だ。俺が工藤新一なんだからよ)
あなた
うんうん!
蘭をほったらかしてどっかに行ったあの馬鹿にそっくり‼︎もし本当に新一なら殴り飛ばしたい位そっくりだよ
コナン君はそんな奴になったら駄目だからね!
コナン
は、は〜い…
ちょっとあなた〜‼︎
蘭はんも〜!と可愛らしくあなたに注意する。
あなた
アハハ!ごめんって!
それより蘭、お話しようよ!
うん!
蘭とあなたは事務所の上の部屋に行ってしまった。

コナンはそれを見送った後ホッと一息つく。
コナン
(あっぶね〜‼︎あなたは頭がキレるからな…すぐに感づかれちまう)






その頃、蘭とあなたは話をしていた。
あなた
ほんっと新一は蘭を置いて行って事件ばっか!何考えてんのよ!
アハハハ…私がもっとあなたみたいに頭が良かったら、新一も振り向いてくれるのかな?
あなた
えー!そんな訳ないじゃん!
え…?
何言ってんの?

とでも言いたげな顔をしたあなたを見て

蘭は首を傾げる。
あなた
どんなに頭が良くても悪くても関係ない!新一は絶対に毛利蘭を見ててくれてるよ!
もしそんな事で恋人選ぶ奴だったら一発おみましてやりなさい!
そう言い

拳を蘭の目の前に突き出しウインクをする。
…ありがとうあなた!元気出た!
あなた
よし!じゃあコナン君の所行こ!
そうだね!
蘭とあなたが事務所に入ると

そこではコナンがTVを見ていた。
あ、私ちょっとお昼ご飯の準備してくるよ
あなた
手伝おうか?
大丈夫大丈夫!相談に乗ってもらったお礼!それにまだまだ話したい事は沢山あるからね
蘭は笑うと台所へ入った。

あなたはコナンに視線を向けると話しかける。
あなた
コナン君!
コナン
あ、あなた姉ちゃんどうしたの?
あなた
ん〜?コナン君って、蘭が好きなの?
コナン
へ⁉︎そ、そんな事ないよ!
顔を赤くし見るからに態度が可笑しいコナンに

あなたは目を細めた。
あなた
そーなの?でも私がここにきて、そして蘭ともう一度戻ってくるまでずーっと蘭を見てたけど?
コナン
あなた姉ちゃんの勘違いじゃないかな?
あなた
えー、そうかな〜?
ニヤニヤとしながらコナンの頬を人差し指で突くあなたに

コナンは若干イライラしていた。
コナン
(クッソー‼︎こんな身体じゃなきゃすぐにでも反抗してやるのに…‼︎)
あなた
あ!そう言えば江戸川コナンって江戸川乱歩とコナン・ドイルと似てるね‼︎
若干イラついていたコナンは

その言葉ですら癇に障ってしまった。
コナン
バーロー‼︎その2人から頂いた名前なんだから似てて当たり前だろーが‼︎……っ⁉︎
コナンは口を両手で塞ぐが時すでに遅し。

あなたはニターと笑った。
あなた
やーっぱりあんた、工藤新一ね?
コナン
そんな訳な
あなた
隠しても無駄だよ
あなた
人ってね、イライラしてる時に余計にイライラさせると本性がでちゃうの
それを利用してみたけど上手くいって良かった!
それに蘭からメールで聞いたけど、新一が行方不明になった日に君が入れ替わる様にやってきた
それも幼少期の工藤新一そっくりの子が…
あなた
流石におかしすぎるでしょ?
コナン
っ…あぁ、そーだよ
組織の奴らに薬飲まされてこんな姿になっちまったんだよ
あなた
成る程…
その話から推測するに、組織の奴らの尻尾を掴む為に探偵である叔父さんの家に住まわしてもらっていると
コナン
あぁ、やっぱオメーは理解がはえーな
あなた
まぁね
あなた
ま、蘭が知らないって事は隠したいんでしょ?蘭が危ない目に遭わない様に…
コナン
そーいう事だ
あなた
良いよ、黙っててあげる
その変わり、絶対蘭を悲しませないで
コナン
分かった
コナンが頷くと

あなたは途端に笑顔になり手を掴んだ。
あなた
じゃあお昼食べよっか!コナン君!
コナン
う、うん!あなた姉ちゃん!

プリ小説オーディオドラマ