そう言いながらあなたは事務所の扉を開ける。
蘭はあなたに駆け寄り
コナンはあなたから逃げる様に隠れた。
あなたが指差した所を見ると
コナンが机の下に隠れていた。
コナンは渋々と言った風に蘭の隣に並ぶ。
あなたはコナンと目線を合わせて
ジーッとコナンを見つめる。
しかし次の瞬間には笑顔になった。
蘭はんも〜!と可愛らしくあなたに注意する。
蘭とあなたは事務所の上の部屋に行ってしまった。
コナンはそれを見送った後ホッと一息つく。
その頃、蘭とあなたは話をしていた。
何言ってんの?
とでも言いたげな顔をしたあなたを見て
蘭は首を傾げる。
そう言い
拳を蘭の目の前に突き出しウインクをする。
蘭とあなたが事務所に入ると
そこではコナンがTVを見ていた。
蘭は笑うと台所へ入った。
あなたはコナンに視線を向けると話しかける。
顔を赤くし見るからに態度が可笑しいコナンに
あなたは目を細めた。
ニヤニヤとしながらコナンの頬を人差し指で突くあなたに
コナンは若干イライラしていた。
若干イラついていたコナンは
その言葉ですら癇に障ってしまった。
コナンは口を両手で塞ぐが時すでに遅し。
あなたはニターと笑った。
コナンが頷くと
あなたは途端に笑顔になり手を掴んだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。