第24話

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2023/02/23 01:23
花岡side
(なまえ)
あなた
ねえ、「え、この程度?」って思われる気しかしない
松村.
松村.
大丈夫だって
松村.
松村.
俺が惚れた衣装なんだから
(なまえ)
あなた
それはさ…北斗の目にフィルターがかかってたというか…
松村.
松村.
俺があなたのこと好きだから、あなたの作ったものが良く見えたってこと?
(なまえ)
あなた
まあ、そういう感じ
松村.
松村.
それもなくはないだろうけど
松村.
松村.
多分俺は、この衣装を作った人がめちゃくちゃ嫌いでもすげえ衣装だって思ったよ
そう言って私の頭を撫でる北斗。

そんなことされたら、もう何も言えなくなっちゃう。

やっぱり北斗は私の扱いに慣れてるなあと思うけど、北斗の思い通りになるのも悪くない。

クローゼットの端から衣装が掛かったハンガーを取り出す。

金の飾りが、キラッと輝いた。
松村.
松村.
やっぱ好きだな、これ
松村.
松村.
メンバーに見せていい?
(なまえ)
あなた
…反応悪かったら北斗が責任取ってね
松村.
松村.
ふはっ、いいよ
北斗の後ろを歩いてリビングに行く。

なんか、今日の北斗、テンション高い。
松村.
松村.
持ってきたよ〜
そう言いながら北斗がドアを開けた。

5人の視線が私が作った服に注がれる。

そして、次の瞬間。

みんなの顔がぱっと明るくなって、目が輝いていた。

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