第12話

# 11 1秒でもそばに
2,788
2018/06/09 15:40
楓side
海斗はお風呂に入っている。
本当は海斗はそんなに濡れていなかった。
ただの口実…海斗と少しでも一緒にいたかったから…
LINE
成宮 一茶
成宮 一茶
どう?海斗とはゆっくりできた?
西園寺 楓
西園寺 楓
やっぱり一茶が仕掛けたのね!もう!
…てか!家にあげちゃったんだよね…。
成宮 一茶
成宮 一茶
嘘!よかったね。このまま付き合っちゃえばいいのに。
そんなことできたらいいけど…
西園寺 楓
西園寺 楓
いや!無理無理!そんな勇気ない!
成宮 一茶
成宮 一茶
どーせいつか楓にも婚約者が決まるんでしょ?それならさっさと付き合って親に紹介すればいいじゃん。
そうだけど…。そんなの両親に通用するわけない。母は仕事のためならなんでもやる人で父は心配性だから私の結婚をはやまると思う。
西園寺 楓
西園寺 楓
はぁ。もうなんで海斗と知り合っちゃったんだろう…こんなに苦しまなくて済むのに…
もう私の知らない間にこんなに…言い切れないほど好きになってる好きが止まらない。大好き…。
西園寺 楓
西園寺 楓
だからこそ抑えなくちゃいけない…。
この気持ちは封じ込めとかないと…。
海斗が傷つく。
平 海斗
平 海斗
俺と知り合うのがそんなに嫌だったか。
西園寺 楓
西園寺 楓
えっ⁈
後ろを振り返ると海斗が悲しそうな顔で立っていた。
平 海斗
平 海斗
俺と知り合うのがそんなに嫌だったのか。やっぱり俺が一緒にいたら楓を苦しめるだけなんだな。もうお前の前には現れないから。………ごめっ…。
と立ち去ろうとする海斗。
海斗の肩を掴み顔をみると海斗は涙を流していた。
西園寺 楓
西園寺 楓
っ…!
好きっ…!
〈著者コメント〉
いよいよかなって感じですね。
書くのも楽しみです(笑笑)

プリ小説オーディオドラマ