第35話

# 32 焦って
1,595
2018/07/16 13:05
楓side
今日も朝から二人は水やりへ行く。
西園寺 楓
西園寺 楓
今日暑いねー…。ちょっとジャケットここ置いておくね。
真矢 愛莉
真矢 愛莉
いいよー
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西園寺 楓
西園寺 楓
しおれてきてるのない?
西園寺 京矢
大丈夫だよー!
西園寺 楓
西園寺 楓
あれ?なにこれ?なんか調子がおかしいな。
急に水がでる機械がおかしくなった。
西園寺 楓
西園寺 楓
ん…⁈…っきゃあっ!!!
西園寺 京矢
うわっ!
壊れていたみたいで一気に水がかかった。

その時水に滑って視界が傾いた。
偶然そこを通っていた海斗が私を支えてくれた。
平 海斗
平 海斗
大丈夫かっ⁈
西園寺 楓
西園寺 楓
あ。海斗。うん…。ありがとう。でもそれ止めないと。
私は水がかかりながらも水を止めた。
海斗side
生徒の騒がしい声が聞こえた。
なんだと思ったら楓が水やりしていた機械が壊れて水が溢れている。その時楓が足を滑らせて転びそうになった。
慌てて楓の体を支えられた。
西園寺 楓
西園寺 楓
あ。海斗。ありがとう。

はぁ。大惨事だった。
…しまった。

楓がジャケットをサロンに置いてきた上シャツ一枚で水がかかって下着が思いきり透けている。
平 海斗
平 海斗
楓これを着ろ。寒いだろ。
西園寺 楓
西園寺 楓
あ。ありがとうっ
俺は楓に自分のジャケットを着せると楓の腕をひっぱってその場から立ち去って保健室に連れて行った。

焦ってしまい少し楓の腕を掴む手が強くなってしまったかもしれない。
西園寺 楓
西園寺 楓
ちょっ。ごめん。海斗。痛い。
平 海斗
平 海斗
え?あっ。ごめん。
西園寺 楓
西園寺 楓
ううん。ごめん。私の確認不足で壊れちゃって。壊れる前に報告してれば防げたのにね。それに怒ってるんでしょ?
平 海斗
平 海斗
えっ?あ。違う。ごめんな。怒って見えたか。
平 海斗
平 海斗
…自覚してるか?下着が透けてるの。
それで焦って…。
西園寺 楓
西園寺 楓
えっ…。嘘…。//やだ。
平 海斗
平 海斗
っ…//。なんで照れるんだよ。
ていうか白に透けるようなの着るんじゃねえよ。
西園寺 楓
西園寺 楓
!!!
ばかっ!!!さいてー!!!
楓が俺を殴ってきた
西園寺 楓
西園寺 楓
でも…
平 海斗
平 海斗
…?
西園寺 楓
西園寺 楓
助けてくれてありがとう…。
それは反則だ。

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