第46話
45話 双子
その家の敷地に一歩足を踏み入れると灰色の靄が溢れ出していた
確か、御館様がその名前を口に出していた…
確か双子で…兄の名前は…有一郎
軽く大きな声で怒鳴り、側に倒れていた無一郎にも手を添える
ごめんなさい…御館様…約束破らないといけないみたいです
2人の体は光って傷が嘘のように塞がっていく
その反面私に2人の負った傷の激痛が襲う
鍛錬を重ねるごとに血気術のレベルは上がって外傷までは負わなくなったのだ
自分にそう言い聞かせた
自分は鬼だからなんてことない…と、
少しでも早く回復するように呼吸に集中する
痛みがだいぶ消えて呼吸も安定してきた
私は2人を担ぐ
すると遠くからしのぶの声が聞こえてきた
航が伝えてくれたんだ…
しのぶに無一郎くんを渡して蝶屋敷に走る
二人の傷は私に移ってほぼ無傷。今は気を失っている状態だから心配はいらないらしい
で、いま、しのぶとカナエにすっごく圧をかけられてます
怒ってるよぉぉ!!笑ってるけど激怒の笑いなんだけどぉぉ!!
怖いぃぃぃ!!
そのあと説教は1時間ほど続いた
胡蝶姉妹怖い………
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