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第1話

第1話 プロローグ
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2018/08/23 13:55
鳴り響く電子音。スイッチを押して止める。時計は5:00を表示している。起き上がり、顔を洗い、着替え、カメラを持って外に出る。倉庫から自転車を出し、またがり漕ぎだす。いつもの朝。

日は出ているが、まだ涼しい時間帯。感じる風がとても気持良い。今日はどこに行こうか。
翔野 英介
(昨日は隣町の、少し大きな公園に行った。じゃあ今日はこの街かな。あ、少し見える、ウォーキングコースのある山まで行ってみようか。いや、でも今日は確か海の日だから海の方へ行こう。)
そう思い、海に繋がる道を進んでいく。


こうして海に行くことにしたことが、僕の人生で一生忘れられない位不思議な夏の始まりになるなだなんて、この時は思いもしなかったのだ。

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