第49話

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2021/12/27 20:00
ユンギside 




その日は雨が降っていた




俺や他の弟たちも各自部屋に閉じ込められ実験を受ける日々




そしてお昼すぎ




遠くから破壊音が鳴り響いた





それを不思議に思った研究員が様子を見に行き




数分たっても帰ってこないその研究員を探しにもう1人の研究員が扉を開けた瞬間




そこには見たことも無いジンヒョンが弟たちを抱え立っていた




その場にいた研究員はジンによって殺された




俺達を育てた女が刃物を持ってジンヒョンの背後に経っているのに気がついた




俺は全力で走りジンヒョンを助けた
ユンギ
ユンギ
ヒョン?大丈夫?
ジン
ジン
ゆんぎ?なんで
ユンギ
ユンギ
ヒョンを愛してるから


ヒョンは後ろから何かを刺されその場に倒れた




その後集中治療室に運び込まれた俺は3日間目が覚めることはなかった




俺が目を覚ますと周りには弟たち隣には眠っているジンヒョンの姿があった
ジミン
ジミン
ヒョン起きたの?
ホソク
ホソク
大丈夫ですか?
テヒョン
テヒョン
もう痛くない?
ユンギ
ユンギ
お前らは他の子達が送るような生活が送りたい?
ナムジュン
ナムジュン
それはもちろんですがみんな居ないと意味ないですよ
ホソク
ホソク
ヒョンたちが組織に残るんだったら僕は残る
ジミン
ジミン
僕もです
テヒョン
テヒョン
僕も
ユンギ
ユンギ
そうか


その日の夜みんなが自分の病室に戻り俺は組織のやつを呼んだ
ユンギ
ユンギ
俺がヒョンと弟たちの任務や実験を受けるその代わりこいつらに手を出すな
組織
それはできない頼みだな
ユンギ
ユンギ
監視は付いていていい
ユンギ
ユンギ
だがあいつらに普通の生活を送らせたいんだ
組織
お前はそれでいいのか
ユンギ
ユンギ
ああ、覚悟はできてる
ユンギ
ユンギ
俺の体で何でもしてくれ
組織
わかしました、



そうしてそれは組織と契約を結び




ジンヒョンが目を覚ます前に退院し、弟たちにも手紙だけを残した




ジンヒョンは組織の中でよう注意人物に認定され




腫れ物を扱うかのように組織はジンヒョンを扱った




ジンヒョンが記憶を取り戻して暴れ出すのを警戒しての事だった




それでもその扱いが俺には許せなくて





自分からメンバーの監視役におどりでた




最初組織は反対したが




何度も頼み込むと諦めたのかOKが下った





監視をしている中で最初早く記憶戻してくれると信じていたけど10年の年が経つと逆に思い出して欲しくないという気持ちが出てきた




だからこそこのままでいて欲しかった





でもこれでジンヒョンは記憶を思い出すだろう





俺がジンヒョンを落ち着かせることなんかできるのか分からないけれどやれることはやりたいだからこそこの場にいるのだから








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