あなたside
大西「笑また今度行こーや!」
「……うん!またいけたらね!」
本当にまたいけるのかな?
上手く流星の前で笑えてるかな?
「なぁ流星!大事な話があるねん。
……その、私さ…部活辞める…
とういうか辞めないとアカン…
えっと今すぐじゃなくて3ヶ月後なんやけど…」
大西「…3ヶ月後ってギリギリ試合いけるか行かれへんかじゃない??」
「いやっ!試合は絶対行く!ベンチに入る!これは決めてるから」
大西「…そっか!笑
試合はいけるんか!…なら良かった!笑笑」
「そのさ。実は、私
……病気なんだ
今まで隠しててごめんね…」
私は涙を流しながら流星に話した
流星の顔を怖くてみることができない
大西「そーやったんや。
今までずっと一緒におったのにきづかれへんくてごめんな。
3ヶ月後の試合絶対勝つから!
だからその日は絶対にあなたきてな!
あなたにいいもんみせたる!」
なんで流星はそんなに優しいの
流星に病気のこと言えて良かった。
「流星、話聞いてくれてありがとう
なんか元気出てきた!さすが流星!」
大西「じゃあ約束しよ!
はいっ!指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます!指切った笑笑」
でもそー簡単に
現実は上手くなんか行かないんだ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。