第22話

コトバ
2,755
2019/04/03 08:19







玲於「え…」








あなた「私、玲於くんのこと好きになっちゃってた。」










玲於くんは何も言わないで私を見ている。










あーあ、やっちゃった。




もっと後に言うつもりだったのに。













あなた「泣いてたのは、私が中学生で、玲於くんは
大人ってことを思い出したから。それだけ。」










私はまた目頭が熱くなってきた。











玲於くんはまだ、口を開かない。












もーいーや、












あなた「ごめんなさい、それだけです。さようなら。
あっ、LINEも消しますね。」










私はそう言って、玲於くんの前で、玲於くんのアカウントを削除しようとする。










すると、手を取られた。








あなた「えっ?」









玲於「消さないで…」












あなた「え、なんでですか?何があるかわからない
んだから、消すべきですよ。笑」








そう言って、もう一度作業しようとするが、手を
離してくれない。











あなた「どーしたんですか?なんでですか?」












玲於くんはもう一度、口を開いた。












玲於「消さないで。」



あなた「え?」


















玲於「俺、あなたちゃんとLINEしたいから。」











え?どーゆーつもり?



























玲於「俺も、あなたちゃんのこと、好きになってた。」












あなた「え?…」






















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