まさか上京1日目にして会えるなんて思ってなかった。
玲於くんは、メンディーさんと、涼太くんと亜嵐くんと来ていた。
玲於「なんであなたちゃんがここにいるの⁇」
朱俚「え、いや、なんで玲於くんがあなたのこと知ってるんですか⁈」
玲於くん以外は、私のことをわかっていなそうだった。
玲於くんは、頭をかきながら、
玲於「あ、いや、まあ、いろいろあって」
と言った。
そして、
玲於「朱俚ちゃん、ちょっと借ります。」
と言って私の手を取った。私は慌ててバックを取った。
そして、玲於くんについて行った。
居酒屋を出て、ちょっと早歩きで進む。
そして、少し行ったところでカフェに入った。
そして、席について、ドリンクを注文して、
少し沈黙が生まれた。
だけど、玲於くんが先に話し出してくれた。
玲於「なんで、東京にいるの?」
あなた「○○大学に入学するんです。それで、
上京してきました。」
玲於「え、すごっ」
あなた「いえいえっ」
会話が途切れた。
でも、すぐにまた玲於くんが口を開いた。
玲於「あのさ、4年前のこと覚えてる?
俺があなたちゃんに好きって言った日のこと。」
あなた「うん、もちろんです…」
玲於「俺、あの日以来、1人も彼女できてない。
ずっとあなたちゃんと付き合いたいと思ってたから。
あなたちゃん以外、考えられない。」
玲於「俺は今でも、あなたちゃんのことが好きです。
俺と付き合ってくれませんか?」
あなた「はいっ、もちろんです!」
私は目を潤ませながらも、笑顔でそう答えた。
4年間、ずっと待ってた。
やっと叶った。
はじめは、叶うはずないって思ってた。
でも、なぜか、玲於くんも私のことを思ってくれて、
奇跡みたいなことの連続だ。
GENEのライブに行ったこと、
バクステが当たったこと、
再会できたこと、
LINE交換できたこと、
誘ってもらえたこと、
龍友くんが気づかせてくれたこと、
想いが溢れたこと、
玲於くんも私のことを思ってくれてたこと、
4年前の3日間で、たくさん奇跡が起きて、
今日、また、とっても大きな奇跡が起きた。
これからも、玲於くんとたくさんの思い出つくって、
たくさん奇跡を起こしていきたい。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!