第70話

可愛
2,340
2019/07/17 13:11





次の日の朝。













目が覚める。



目覚ましの仕事をさせてない目覚まし時計を見ると、
まだ8時だった。











もちろん玲於くんはまだ寝ている。

夢の中にいるかはわからないけど。














にしても、




やっぱかわいいなあ。










あなた

その可愛さ分けてよー、



そう言って玲於くんのほっぺたに触れる。












すると、















佐野玲於
これ以上かわいくなられたら困る。




そう言って目をほとんど閉じたまま私の腕を掴んだ。










佐野玲於
おはよ
あなた

おはよ玲於くん

佐野玲於
いま何時?
あなた

8時すぎ

佐野玲於
うわ、最悪
早すぎるわ
あなた

早起きは三文の徳って言うでしょ

佐野玲於
あと2つもいいことなんて起きねーよ
あなた

三文の徳だよ?
あと3だよ笑

佐野玲於
もういいこといっこあったもん
あなた

なに?

佐野玲於
あなたの隣で目が覚めたコト







はあ。






朝から甘いと調子狂う。












あなた

朝ご飯つくってくるね

佐野玲於
お、やった




そう言って私は部屋を出て、玲於くんはまだベットの中でスマホをいじる。












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