私が東京に行く上で心配なことは、5つある。
1つ目、友達ができるか。
同じ大学に行く友達はいるけど、学部が違うから、あんま会えないかもしれないし…
2つ目、一人暮らしができるか。
節約したり、防犯対策したり…
3つ目、ちゃんと通学できるか。
ちゃんと駅まで行って電車に乗って、学校まで着けるのか…
4つ目、ダンサーとして、活躍できるか。
私は親と大学に通いながら活動して、卒業したらちゃんとした企業に就職すると約束してある。
そして5つ目、玲於くんと再会できるか。
覚えてくれてるかもわからない…
期待2割、不安8割。
でも、せっかくだから楽しもう!
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2023.03.24 午前10時
上京してきた。
なにこの人の多さ。
やばない⁈
私はとりあえず電車に乗って家に帰る。
荷物はもうすでに届いてあって、私も一回来てある程度片付けてあるから、
今日は、とりあえず家に帰って、いろいろ確認して、
夜はダンススタジオでお世話になる方とご飯を食べに行く。
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家に着いた。
疲れた。
とりあえず寝よう。
約束の時間の2時間前くらいまで寝よっかな。
はあ、おやすみ。
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2023.03.24 午後5時
ああ、よく寝た。
この後は朱俚(AKARI)さんと居酒屋で会う予定だ。
朱俚さんメモ
・5歳年上で、今年24歳になる。
・本当にかっこいい。
・私もレッスンを受けていた。
・1年間アメリカにダンス留学していて、去年帰ってきた。
・GENERATIONSさんのツアーに参加し、裕太くんのペアをされていた。
朱俚さんと会うのはとても久しぶりだし、
いろんな話を聞かせてもらえるだろうから
とっても楽しみだ。
私は居酒屋だし、気の知れた人と会うだけだから
ストリート系のラフな格好にした。
小さな斜めがけのバックにリップと財布とスマホだけ入れて、スニーカーを履く。
うちの近くだから、自転車で向かおっ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。