第31話

言って欲しかった。
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2019/04/10 06:27






大学に入学して、2ヶ月が経った。











今日は朝から学校に来てる。






今は同じ学部の沙彩(さあや)とお昼を食べに来ている。










沙彩「あなた、お願いがあるの…」

あなた「ん?どーしたの?」

沙彩「今日の夜一緒にご飯食べ行かない?」

あなた「別にいーよ笑」

沙彩「よかったー!」

あなた「どーしたの?笑」






沙彩「あっ!えっと、私と二人でじゃないよ!」

あなた「え、誰が来んの?」






沙彩「え、オトコ❤︎」

あなた「は⁈なら行かない!!」

沙彩「なんでぇー⁈空いてるんでしょ⁈」

あなた「行きたくない!」

沙彩「お願い!人数合わせのためにご飯食べるだけで

いいから!お金もいらない!」






その後も必死に頼んでくる。








仕方ない。





お金もいらないならいーや。




あなた「もー、何時にどこ行けばいいの?」

沙彩「行ってくれるの⁈やったー!ありがとう!」









その後、色々聞いて、午後の授業を受けて、一度家に帰った。











ちなみに、沙彩は私と玲於くんの関係は知らない。


付き合ってる人がいることも。

















合コンに行くって玲於くんに言うべきなのかな?…

















玲於くんなら付き添うだけだから許してくれるよね⁇







一応、言っとこ。









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あなた「今日の夜、友達の付き添いで男の人もいる
とこにご飯食べに行くけどいいよね?」





数分後






玲於「まじで言ってる?それ合コンじゃないの?」

あなた「たぶんそう。」

玲於「なんで行くんだよ。」

あなた「友達が困ってたから。」

あなた「別によくない?」

玲於「いいよ、行けば。」

あなた「わかりました。行きます。」




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なにこれ⁉︎




そんな言い方しなくてもいいじゃん…








最近玲於くんが冷たい気がする。










ま、そりゃ、いい気はしないとは思うけど、そんな言い方しなくていいじゃん!









「行くな」って言って欲しかった。




















これって、喧嘩かな…







どーすればいいんだろ。










でも、とりあえず私は謝る必要ないし!










玲於くんがはっきり言ってくれればよかったじゃん…


















「行くな」って、「あなたは俺のだ」って。












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