第10話

大好きなあのコの不憫な過去の真相。
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2020/08/16 04:23
あなたside
昔から私は母子家庭だった。
そして、お姉ちゃんとお兄ちゃんが1人ずついた。
(なまえ)
あなた
お姉ちゃーん!!
って呼ぶといつも
あなたの姉
あなたの姉
なぁに、あなた?
って言ってくれたの。
そんなお兄ちゃんとお母さん、お姉ちゃんが…殺された。 
あの忌まわしい日が来たのは私が13歳の時。 
休日の昼下がりという時間にある出来事が起こった。
そして、家に訪問者が来た。
あなたのお母さん
あなたのお母さん
出てくるから、待ってて?
(なまえ)
あなた
うん。
あなた兄
あなた兄
母さん、時間かかりすぎじゃない?
私たち3人は2階にいた。
だけど、なにも声が聞こえてこないから、お兄ちゃんとお姉ちゃんも様子を見に行った。
あなたのお母さん
あなたのお母さん
っ!来ないで!!
相手の人
相手の人
お前が悪いんだよ…俺を裏切ったから…
相手の人
相手の人
これ以上、この家には住人がいないか?
あなたの姉
あなたの姉
っ…。いないです。
お姉ちゃんはこの時は私がいないとウソをついた。
そして、その直後。
相手の人
相手の人
これで終わりにしてやるよ。
あなたのお母さん
あなたのお母さん
っ…
あなたの姉
あなたの姉
くっ…
あなた兄
あなた兄
そして、3人は殺された…   
もう、手遅れだった。
そして、私は1人になった。
(なまえ)
あなた
とゆーことなの…
加納嘉将
加納嘉将
そんなことがあったんだ…
じゃあ、あの持ち物って…
(なまえ)
あなた
…形見。全部、家族からもらった大事なものなの。
加納嘉将
加納嘉将
だから、あんなに大事に使っていたんだね。
(なまえ)
あなた
そうなの。だから、嘉将くんが必死に探してくれた時、本当に嬉しかったの(泣)
加納嘉将
加納嘉将
…我慢、していたんだね。俺にできることがあったらなんでも言って?
(なまえ)
あなた
…迷惑かけられないよ
加納嘉将
加納嘉将
いいよ。俺、あなたちゃんが甘えてくれた方が嬉しいな?
(なまえ)
あなた
…そんなこと、初めて言われた。
加納嘉将
加納嘉将
そっか。でも、俺にできることだったら、なんでもするよ?
(なまえ)
あなた
…(泣)
加納嘉将
加納嘉将
えっ!?ご、ごめん!なんか変なこと俺言った!?
(なまえ)
あなた
違うの…嬉しいんだよ。
加納嘉将
加納嘉将
ごめん、とりあえずこれ使って!
そう言って渡されたのは青い空みたいなハンカチだった。
(なまえ)
あなた
ありがとう。ってゆーか、男子ってハンカチ持ってるんだw
加納嘉将
加納嘉将
なんかさ、持ち歩いとかないと心配になるんだよねw
(なまえ)
あなた
バンダナみたいにおっきいね。これ。
加納嘉将
加納嘉将
そう?まぁ、でも、おっきい方が使いやすいじゃん。
(なまえ)
あなた
そうだよね!私もバンダナくらいのサイズの使ってるし。
加納嘉将
加納嘉将
あの大きさだと弁当を包むやつ入っていないときに便利だよね!
(なまえ)
あなた
あー、そーゆー使い方もできるよね!!
加納嘉将
加納嘉将
…やっと笑ってくれた。
俺の前だとあんまり笑ってくれないから、俺嫌われているのかと思ってた。
(なまえ)
あなた
そんなことないよ!
嘉将くんは、一緒いると安心するし、ちゃんと話聞いてくれるから、嫌いじゃないよ…
加納嘉将
加納嘉将
よかった。
ドキッ。
えっ!?なんか、鼓動がトクンって甘く弾けた感じ…
この感情はなに…??
加納嘉将
加納嘉将
おーい、あなたちゃん?
(なまえ)
あなた
はいっ!
加納嘉将
加納嘉将
どうしたの?驚かせちゃった?
(なまえ)
あなた
う、ううん。大丈夫。
加納嘉将
加納嘉将
あのさ、俺、あなたちゃんにして欲しいこと2つあるんだけどいいかな?
(なまえ)
あなた
私にできることだったら…
加納嘉将
加納嘉将
えっとね、俺さ、次から、呼び捨てにしていい?
(なまえ)
あなた
あ、全然いいよ!
加納嘉将
加納嘉将
で、あと1つは…LINE交換してくれませんか?
(なまえ)
あなた
LINE?あ!もちろんいいよ。
加納嘉将
加納嘉将
それじゃ、俺の教えるから、後で追加してくれるかな?
(なまえ)
あなた
うん、いいよ。
加納嘉将
加納嘉将
あ、俺今日バイトだっけ!!急がないと!!じゃあね、あなた!
(なまえ)
あなた
バイバイ、嘉将くん。
あの人の優しくて、穏やかな笑顔にまたドキッとしました…

次回!いじめっ子の復讐開始!?お楽しみに💕
ハートいつもありがとうございます😊
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