第7話

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2020/04/30 04:02

「 はい、 」




道枝があなたの肩を抱いて、酸素スプレーを口元にあてる




トントン、と背中を優しく叩いて

大丈夫ですよ、と声をかけながら。





「 なんかいるもんある? 」



「 飲み物いります? 」




大橋と高橋が楽屋に入ってきて、

あなたの前にしゃがみ込んだ





「 大丈夫か? 」





「 、ん 」





涙目で返事をしたあなたの頭を

頑張ったやん、と大橋がぐしゃぐしゃと撫でた







「 これ、飲めそうなら飲んでください 」




高橋がスポドリを渡して

着替えてきます、と部屋をまた出ていった











「 ごめん、落ち着いた 」





その声で、みんなが笑顔になった。








画面が暗くなって、声だけが残る。





「 あなたちゃん、今日どうでした? 」





「 人生で1番、自分が不甲斐ないと思ったけど

人生で1番印象に残った、かな 」





「 そっか、 」






「 謙杜は? 」






「 あなたちゃんが好きやなぁーって思いました 」





「 は?笑 」






「 なんか、あなたちゃん好きー!ってなったステージです!笑 」






意味わからん、というあなたの笑い声がする。






" Last stage, end "

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