無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第9話

両想い
「あなたが好きだっ!」


彼がそう言った瞬間、図書室に陽の光が差した。


「っ…」


今…


好きって言った…?


今までにないくらい心臓の音がうるさい。


「遠距離になっちゃうし、不安にさせることも多いと思う…

だから、ごめん。

これからずっとそばにいられなくてごめん。

それでも、あなたが好き。」


ギューッと胸が痛くなった。


視界が霞んで、次々に涙がこぼれ落ちていく。


伝えたことは…無駄じゃなかった。


信じられない。


同じ想いだなんて…。


佑輔が私を好きでいてくれてたなんて…。


「オレの、彼女になってください。」


佑輔が私の涙を指で拭う。


見上げると優しい笑顔。


「はいっ…!」


私は笑顔でそう答えた。


想いが通じたー…。


こんなにも、嬉しいんだね。


心が温かくなる。


これからはもう友達じゃない。


佑輔の、彼女。





「ねぇ、なんで私なの?」


気持ちが落ち着いて、佑輔に聞く。


普通に受け入れちゃったけど、なんで私?


なんの取り柄もないのに。


「んー、なんでだろうな。」


「えっ!?」


「ははっ、冗談。

優しいし、可愛いし、真面目なとことか明るいところ、見てたら好きになってた。」


佑輔の言葉一つ一つに照れる。


「ちょっと抜けてたり弱いとこもあるけど、なんか守ってあげたくなるっつーか…」


「!」


佑輔はそう言って腕で口を覆った。


私も顔熱い…


聞いてよかったような、聞かない方が良かったような…。


「って、オレ何言ってんの、超恥ずかしい…

あ、そーいや、多分オレがあなたを好きなの、クラスの奴ほとんど知ってたなぁ。」


「えっ…」


「前さ、オレら二人でなっつんのプレゼント見に行ったじゃん?

あんとき、本当は全員暇だったと思うんだよ。」


た、確かに…


女子みんなでお茶してた!!!


「なのに、残んなかった。

男子から茶化しのLINE来るわ、女子から“頑張れー”とか送られてくるわ…

全員グルだよあれ。」


えぇっ…!?


「まぁ、感謝してるけど。」


佑輔がニッと笑う。


「えへへっ

だねっ!!」


そんな話をしながら図書室を出た。


まだふわふわしてる。


だって、ありえないと思ってた。


佑輔の隣で、笑っていられるなんて。


私、今…


幸せ。