岩本side
綾瀬「おっはよーう!」
『ん、おは……って、は?』
綾瀬「あ、ラウもおはよ〜!」
ラウ「おはようございますっ、僕ちょっと遅れちゃった?」
綾瀬「んーん、私も今着いたとこだし。」
いつものように元気いっぱいの挨拶が楽屋に響く。
それはいいことなんだけど。
『ねぇ。なんでそんな肩開いてんの。』
綾瀬「んぇ?開いてる?」
渡辺「うわ、ガチじゃん。またやったかお前。」
綾瀬「いやこんくらい大丈夫でしょーよ。」
深澤「だぁめ。いつ誰がどこで見てんのか分かんないんだからね?」
綾瀬「いやいやあのさ、」
ソファーに座る阿部から「まーた始まった」って声が聞こえた気がしたけど、もうそんなのどうでもいい。
『肩開きすぎ!夏だからって素材薄すぎ!透けるでしょ!』
綾瀬「そんな簡単に透けませんって!」
『だーかーら!』
いつも通り。
もはや半分喧嘩状態なんだけど、それもこれも全部あなたのためを思ってってことなの、気付いてくれてるんだろうか。
向井「あ、ちなみにやねんけどさ、俺も今日メッシュ生地の着て来てん。どない?」
渡辺「お前のは割とどうでもいいわ。」
向井「えぇぇっ!」
綾瀬「え、ねえもっさん、康二は良くて私はだめなの?」
『ダメ、ゼッタイ。』
綾瀬「なぁんでよ…」
予想外の反響でした(ゆーてそこまで)
これ、ほんとにみなさんが求めているものを作れているのかと不安です。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。