第7話

放課後・帰り道
夜空
ありがとう…。
はっきり言ったつもりだが、かすれた声しか出なかった。
花火
うん。
花火の顔を見ると、優しく微笑んでいた。
それを見た瞬間、
涙があふれでた。
夜空
う、うううっ、…!
花火
ちょ、大丈夫!?
夜空
うぐっ…!
花火は私を路地につれていってくれた。
花火
よしよし。
夜空
ぅ、ぅぅぅ…。
花火
小学校から?
何も言えず、うなずく。
花火
そっかそっか。
花火は、短い声で慰めてくれる。
その優しさは、見に染みた。
夜空
友だちもっ……、
花火
うん?
夜空
友だちも、見て見ぬふりしてっ…
そう。
決して、友だちがいなかったわけではない。
みんな去っていっただけなのだ。
花火
そうだったんだ。
花火は、うずくまる私に、そっと、つぶやいた。
花火
つらかった、ね。
夜空
ぅ、
花火
よし!ここで泣いてると目立つから、私んち行こ!
夜空
え?
花火
近いから!
そうして、花火の部屋へとやって来た。