第11話

夕焼け空
そして、花火の家を出るころにはもう空がオレンジになっていた。
花火
でさぁ…、
夜空
あははっ!
花火
それでね!お兄ちゃんが…。
夜空
え?
花火
ん?
夜空
お兄ちゃん、いるの?
花火
いるよー
夜空
私も~!
花火
マジ?偶然じゃん~✨
夜空
ねぇ~!
他愛もない会話をする。
はじめてだった。
家族以外の人と、特に意味のない会話をするのは。
夜空
あ、じゃあ私ここだから!
花火
お、マジ?
夜空
うん!送ってくれてありがと(*´▽`*)
花火
うん!じゃね~
夜空
またね~!
自分が笑顔になっていることに気づいたのは、
家についてからだった。