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第12話

#11 こんなことになるんだったら







あの場所。もう行けないのかな。



明日が土曜日で良かったとこれ程思った日は無い。

たまたまだけど、土曜日と日曜日は私に与えられた小さな猶予みたいに思えた。



私にとっては、死刑宣告にも等しいくらい、昨日自分の身に降りかかった出来事は、辛くて。



っていうより。



(最初からおかしい、って思ってたんだ……)



ファシュ、はヒト、じゃなかった……の?



確かにその目で私は彼を見て。

何度も一緒に過ごした、その筈だったのに。



なんで。どうして。





何度も、彼に対する悲しみとか、怒りとか。

藤堂が私のことを隠し撮りしてバラしたこととかに対する怒りとか。何度もテレビのチャンネルを変えるみたいに、右往左往して。



でも、またあの場所に行ったら彼に隠し撮りされちゃうかもしれない。



(少なくとも、学校サボることは出来なくなっちゃったや……)



涙。滲むけど……



ファシュ。こんなことになるなら私の前に現れないで欲しかったよ。



それとも、本当に私。頭がおかしくなっちゃったのかな。

辛すぎて幻覚見えちゃったのかな。お母さんに話したら、きっと『病院行こう』って言われるんだろうな……





時計の針が2時を回っても、私はその日眠ることが出来なかった。