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第2話

#1 居場所なんて、無いって
……下駄箱。



登校して、下駄箱を覗き込む。



……上履きが上下さかさ・・・になって入ってる。



(今日も平常運転……か)



やり場のない小さな溜め息をついて。

今日もまた重苦しい一日が始まることに、言い様の無い嫌悪感を覚えた。











気が付いたら、クラスに私の居場所は無い。



友達って、何なんだろう。

ある日を境に、理由も分からないままに。



“無視”される様になってしまって。



元々、とても気の合う友達が居ないクラスに配属されてしまった私は、新しいクラスでも最初からちょっとぎこちなかった。

何とか友達を作って、少し背伸びして少し仲良くなったグループの子たちと一緒に過ごす様になったけど。



きっと、最初からあったぎこちなさの差は埋まる事なんかなくて、広がっていく一方だったんだと思う。



些細なほころびは、やがて大きな穴になって。



いつの間にか無視はクラス全体に広がって。

小さな“いじめ”とも言えないような嫌がらせまで起きる様になってしまった。



きっと“誰か”が犠牲になっていれば。

その子を見下して。

自分達は安全圏で。



“私”がいることで、自分たちは“上”だって安心して。



本当の理由は分からないけど。



(休み時間、本当に憂鬱)



何をしても、影口を言われそうな気がして辛くて。

私は机で寝たふりをして過ごすことすら多くなって。



「草壁さん、また寝てるー」

「ほんとだ、睡眠障害?」



とか言う声が聞こえて来るけど。



聞こえないフリをしても、心の奥にずしずし刺さってく。