第3話

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2021/03/06 16:18





時刻は【23時13分】





太我
太我
ごめん、昼間暴れすぎて疲れたし先寝る!
達也
達也
俺らもうちょいやってから寝るわ!
(なまえ)
あなた
太我くんおやすみ!





2人はひたすらAPEX





俺は一足先に寝室へと向かう





俺も





あなたも





達也くんも





特に何も思わないから泊まる時はいつも3人で寝る





信じてるから





太我
太我
ふわぁ〜
太我
太我
どうせ起きれないけど
9時に目覚まし鳴らそっと





前回の進撃の巨人おもしろかったな〜とか





前にあなたと話してた映画いつ観に行こうかなとか





そんなことを考えながら布団をかぶる





俺は直ぐに気を失った


















































夢だと思った





時刻は【25時04分】





ベランダに目をやると





カーテンに隠れて口付けを交わす2人がいた





ベットから起き上がって目を擦る





そして、もう一度ベランダに目をやる





恐れていたことが起こっていた





俺とあなたが付き合う前に





達也くんにあなたが好きと言われたことがあった





笑いながら言ってたもんだから冗談だと思っていた





今思えば少しおかしかったかもしれない





いつも家に来るとあなたを最初に探したり





2人で出かけるとあなたに渡すプレゼントを買ったり





何も気づかなかった





いや





気づきたくなかった





傷つきたくなかったから





信じることはあまりにも辛くて、悲しいことだった





夜が俺にみせた幻





そんなふうに思いたかった





11月18日





あなたの誕生日





達也くんの誕生日





そんな今日に俺はさよならを告げる


















































達也くんが帰ったあと





俺はなにも知らないふりをして





あなたと行為をした





別れたらお互いを忘れるのに





何故か俺は最後にあなたからの愛を求めた





きっと身体が空っぽだから





太我
太我
いれるよ、、、?
(なまえ)
あなた
うん、、、





俺と出会った頃のあなたは姑息で、孤独だった





そんなあなたを最初は嫌った





全くタイプの違う人間だったから





でも、少しずつそんなあなたに惹かれていった





そんな自分も好きだった





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