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『玲於、おきて。』
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大の字になって、寝ている。
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『ねぇ、朝だよ。』
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どんなけ、呼んでも起きない。
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足をこしょこしょしたり、頬っぺをつまんだり、
色んな作戦をして起こしてみるけど、なかなか。
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『もう、玲於なんか知らない!』
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ベッドから、降りて、リビングに行こうとしたら…
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"ギュッ"腕を捕まられた。
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『玲於、起きてたの?』
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「ん、」
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『おはよう!』
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「はよ…」
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『ご飯の準備してくるね?』
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玲於の方に背中を向けて、歩いていこうとしたら…
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「ご飯なんか、要らねー。お前がいれば充分。」
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バックハグをされながら、言われた。
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『ありがとう!でも、私は…』
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「ん?」
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塩でも、素直に聞いてくれる。
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そんな所が好きだなぁ~。
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玲於に対する好きが溢れてくる。
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「なんだよ、話止めて」
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『あっ、ごめん。私は、お腹すいたんで…』
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すると…
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「食いしん坊(笑)」
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笑う目尻が可愛すぎて…つい
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『かわい』
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っていってしまった。
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「かわいのは、お前の方だから」
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「おれは、かっこいいから。」
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頭をぐしゃぐしゃにして、
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1人で先に、部屋を出ていった
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『やっぱ、変わんないや。』
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『 』 は あなた サン です。
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なんか、やりたくなったので
戻ってきました。🙇🏻
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こんな、小説を読んでくれたらなぁ~と
おもいます。
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これからもよろしくお願いします
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りくえすと、うけつけてます。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。