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第21話

#21
佐久間side


今日はあなたとの約束の日。


待ち合わせは午後だけど、緊張でほとんど眠れずに起きてしまった。


空はまだ暗い。



ベランダに出ると秋の涼しい風が頬を撫でた。



イヤホンを繋ぎ、保存してあったあなたの留守電を聞く。




「もしもしさっくん?今ふっかと施設に挨拶に来てるんだけど、ちょっと遅くなっちゃうかも....
八時までには帰るけどお腹空いてたら先に食べてていいからね!じゃあまたね〜」





大好きな声が頭に響く。



今すぐあなたを抱きしめたい。


俺があなたを傷つけてしまったのに、こんなことを願うのって自分勝手だよね.....



でも俺諦めないから。あなたがいなくなって初めて、あなたの大切さに気付かされた。



ちゃんと君を愛せない俺でゴメン。



でも、今度こそあなたと一緒にいたい。もう二度と手放したくないから。




段々と明るくなる空を流れる風にのって、みなみの声が聞こえた。




「頑張れ....大ちゃん..........!」