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第13話

#13
佐久間side





「じゃああなたに会いにいったんだ?」



俺は2つのモンブランを持って阿部ちゃんの家に向かった。




「うん、次は絶対声掛ける」



「ふーん、頑張って」




「でも…あなたが他の男と手繋いで歩いてるのみちゃって」



「背が高くてガタイのいい男?」



「そう…え、なんで知ってんの。てか阿部ちゃんあなたと会ってる⁉︎」




「さあ、どうだろ」




「え、なんで濁すの」




「そういえばみなみはどうした?」



「めっちゃ話逸らすじゃん… みなみは戻ってったよ」



「そうかぁ、俺のことなんか言ってた?」




「みなみが運ばれた時の動揺ぶりは医者失格、だってさ笑」




「動揺するだろ…」




バツが悪そうに頭を掻く阿部ちゃん。




「まあ、佐久間」



「ん?」



「俺から言えるのは全力であなたに正面から向き合え、ってことだけだ。それから次に会った時は左手をよく見てみろ」




「左手…?わかった。ありがとう。」




「どういたしまして、ケーキご馳走さま」




「おう、また来るね〜」



「おう」




家を出ると、綺麗な夕焼けが広がっていた





また…あなたと見たい。






俺は再び決意の紐とギュッと結んだ。