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第9話

#9
佐久間side



「で、諦めんの?」



泣いて帰った俺にみなみは厳しい言葉を掛けた。



「だってぇ…泣」



「だってじゃないの。その程度の覚悟しかないなら諦めなさい。」




「…諦めない」



「はい、じゃあもう泣かないの」



「うん…」




優しい顔で笑う彼女を見る。




「そういえばみなみってさ、あなたのこと知ってるの…?」




「うん、だってみなみ天国からずっと大ちゃんのこと見ててたから。今回は見てられなくて降りてきたの。」




「見てくれてたんだ…」




「もちろん、みなみののお通夜で大ちゃんがママたちに土下座したのもあなたちゃんにプロポーズしたのも見てたよ。…間違えて2人の夜を覗いちゃった事は謝っとく。」




「めっちゃ見てるじゃん…」




「だからごめんて」



「元カノに見られたって結構ショックだぞ…」



「まあまあ、お気になさらず!」




なんか適当に流された感は凄いがここは我慢だ。。。




「俺さ、意味のある再開ってわかんねーよ」



「大ちゃん、1度終わったならさ、0から始めればいいんだよ。」




「0から始める…?」




「うん、後1つ言っとくね、みなみ後1分で戻んないと!」




「え、急すぎない!?」




「うん、だからさ、最後は自分で考えて。必ず2人で幸せになってね。みなみの事は忘れないでね。忘れたらまた来るから!」




「…うん、ありがとみなみ。お前のおかげで大事なことに気づけた」




「昔っからそうだよね、大事なセリフが安っぽい。笑」




キャハハと笑うみなみ。







ゆっくり目を閉じて開くと、もうそこに彼女はいなかった。