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第42話

#42
あなたside


待ちに待った誕生日当日。



大切な1日は、何気ない日常から始まった。



朝は肌寒さで目覚め、彼にキスをされて、二人で朝食を作る。



シリアルにヨーグルトを掛けた朝食を食べ、シャワーを浴びる。




「あ、あなた」



「ん?」



「お昼さ、阿部ちゃんとラウール呼んでいい?」



「いいよ」




ゆったりとした部屋着に着替え、念入りに髪を乾かしてスキンケアをする。



薄いメイクをしてから、二人で散歩に出ることにした。




少し遠出して河原を歩く。



さっくんは私の顔を見ない。今日はいつもからは想像できないほど口数が少ない。



結局、ほぼ言葉は交わさずに帰宅した。



玄関のドアを開け、リビングの電気をつけると......





『ハッピーバースデー!!!!!!!』




重なった二人の声と鳴り響くクラッカーの音。




一瞬、思考が停止する。



「....ビックリしたーーーーー!」




リビングには、クラッカーを持ったラウール先生と阿部ちゃんの姿が。






2時間ほどみんなでご飯を食べた後、二人は帰ってゆく。





ドレスのようなワンピースを身にまとい、メイクをしっかり目にする。




リビングに戻ると、さっくんもスーツを着ていた。




「じゃあ、行こっか」



彼に手を引かれ、マンション前に待機していたタクシーに乗り込む。




行き先はある程度想像できている。




これから起こるであろうことに胸を高鳴らせながら、移り変わる窓の外を眺めた。