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第38話

#38
あなたside



さっくんと顔を洗ってから、起きない兄を起こしに行く。




「ひーにい?起きてー?」



ゴニョゴニョと何か言う兄をベットから引きずり下ろしてリビングに戻る。しばらくすると、不機嫌そうな兄が登場した。



「もっと優しく起こしてくれよなぁ…」



そんな兄をスルーしてさっくんと朝食の支度をする。



「んー、あ、ホットケーキ作る?」



「え、作るー!」



粉と牛乳と卵を混ぜて、フライパンで焼く。



「さっくん料理上手くなったね」



「うん、自分で作ってたから。でもあなたのご飯が食べたくて仕方なかった」



「これからはいっぱい食べさせてあげる笑」




ホットケーキをお皿に盛り付け、生クリームとフルーツを添えれば完成だ。




ソファーで二度寝した兄を叩き起こして座らせる。



「だからもっと優しく起こせよぉ…」




「起きないひーにいが悪い」




3人で机を囲み、ホットケーキを頬張る。




「あれ?翔太は?」



「仕事だからって3時くらいに帰った」



スマホを確認しながら兄が答える。




「へぇ、おまわりさんも大変だねぇ」



「おまわりさんではないんじゃない?笑」



兄とさっくんが笑いあってると、私も幸せな気持ちになった。




「そういえば佐久間って何の仕事してんの?」




「保育士」



「へぇ、子供好きなんだ?」



「うん、たのしーよ」




「俺がやる」と言ってくれた兄にお皿洗いを任せて、さっくんと荷物をまとめた。




「そんなに多くないかな、」



最低限必要なものをスーツケースに締めて、車に乗せる。




「いつでも来ていいぞ」




少し寂しそうにそう言った兄にハグをして、さっくんの車に乗り込んだ。