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第11話

#11
佐久間side



一度離れてしまったのなら、出会うとこから始めなきゃ。



俺は決意した。あなたにまた出会うことを。





初めて、「あなた」に会いに行くと。







店の中では彼女が働いていた。



他に客はいない。よし、いまだ。




深呼吸をしてドアを押す。



カランコロンと乾いた音が響き、あなたが顔を上げた。







「いらっしゃいませ〜.........!?」





驚いた顔をする彼女に気が付かないフリをして、震えそうな声をなんとか絞り出す。




「あの、モンブラン2つください」



「あ、はい」



箱に丁寧に入れられたケーキを受け取り、お金を払って店を出る。



店を出るとき背後から「またお越しくださいませ....」



と呟く声が聞こえた。