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第15話

#15
佐久間side



「頂きます」


涼太と2人でテーブルを挟む。



なぜこうなったのか。



遡る事数分前…




「もう夕飯の準備してる?」




帰宅してしばらくすると、涼太が訪ねて来た。



「ううん、まだ。どして?」



「翔太が友達の家行くから夕飯要らないって言うんだけど、もう2人分作っちゃったから佐久間食べるかなーって」




「え、食べる!」



「じゃあ上がって」




こうして俺は今涼太をテーブルを挟んでいる。




「今日ね、あなたに会ったの」



「元気だった?」



「うん、元気そうだった」



「それはよかった」



優しく微笑む涼太。なぜだろう。涼太には全て話したくなる。



「俺あなたとやり直したい。」



「出来るよ、佐久間なら」




「うん、頑張る」




話に間ができたタイミングで、涼太のスマホが鳴った。



「翔太?」




「俺さ、今誰の家にいると思う?」




涼太のスマホのスピーカーから、興奮した様子の翔太の声が聞こえる。



「さあ…友達の家に行くんじゃなかったの?」




「そうなんだけどさ、あなたがいるんだ」



「あなたが?」



驚いて涼太を見つめる。涼太もまた、驚いた顔で俺を見ている。




「まあ、詳しい事は今度話す。あ、今日は泊まってくから。じゃーね」



ツーツーという無機質な音だけが鳴り響く。









え…?あなたがいる…?







あなたはやっぱりあの男の家にいるってことか…………?