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第2話

#2
あなたside



さっくんの家を出てはや一ヶ月。



私は兄と2人で暮らしていた。



空白の十年間を埋めるように、私達は休日は常に一緒にいた。




「ねえひーにい、」



「ん、どした?」



「お父さんは元気?」



「ああ」



「あ母さんは?」



「わからない。俺もあの日以来会ってない。」



「そっか」



「うん、仕事行ってくるね」



「行ってらっしゃい」




クシャッとした顔で笑う兄を見送って、私も仕事に行く準備をする。




手には婚約指輪がはめられている。だって婚約破棄したわけじゃないもん.....





働いているケーキ屋さんにつき、制服に着替えて髪をまとめる。




偶然、彼がお客さんとして入ってきたらなんて言おう......





そんな妄想をしながら私は日々を過ごしていた。