無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第16話

#16
あなたside



「ふーん、じゃああなたは俺に嘘ついてたんだ?」




話し終わって顔を上げると兄が冷たい目を向けて言った。




「ちょっと照、そんな言い方はないって…」


「ごめんなさい…」



怒る兄となだめる翔太。そして私は頭を下げる。




ゆっくり顔を上げると兄に力強く引き寄せられた。




「…もう隠し事しないで」



「うん…」



「約束な?」



顔を上げると、いつもの笑顔を浮かべる兄がいた。



私の頭をポンポンと優しく叩き離してくれる。




「あ、翔太、泊まってくか?」



「え、いいの!じゃあ涼太に電話してくるわ」



そういって翔太は玄関の扉を開け外に出て行った。




「…まさか翔太とあなたが知り合いだったなんてなぁ笑」


「…私もビックリした笑」



「……佐久間って奴はどうすんの…?」




「また…やり直したいって思ってる」




「じゃあ、応援するよ」



「え、本当?」



「うん、妹の幸せ願わない兄がどこにいるんだよ笑」



「ひー兄、」


「ん?」


「ありがとう」



「ふふ、どういたしまして」





私の顔を見てもう一度笑ってから、彼はキッチンに消えて行った。









「え、照ー?500mlって何ml?」



「は?500mlは500mlだろ笑」



キッチンから、仲良く夕食の支度をする2人の声が聞こえた。