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第40話

#40
あなたside


「寒い.....」



彼の家に戻って来て1週間ほど経った朝。寒くて布団をたぐり寄せようとすると、唇に柔らかいものが触れた。




「ん、」



「おはよ、あなた」



隣で寝ていた彼が私の唇を奪う。



「ちょっと、いきなりはやめてよ」



「ゴメン、俺の中での最上級の愛情表現だから」



「もう....ていうか寒い。さっくんが全部布団持ってた」



「ゴメンて」



「許さない」



「えー許してよぉ」



「ギューッってしてくれなきゃ許さない」



「あれ、そんな甘えんぼちゃんだったっけ」



そう言いながらも私を強く抱きしめてくれる。


直接触れる肌と、感じる彼の体温。




ふわっと彼の体が離れる。



「はい、バンザイしてくださーい」



幼稚園児にやるかのように、さっくんにパーカーをかぶせられる。




その後もベットから出たくないとダダをこねていたら、ヒョイっと体が浮いた。



お姫様抱っこでソファーに運ばれる。



彼の腕に入る筋に思わずときめいた。



「ねえあなた」



「なーに?」



「明後日の夜出かけよ?」



明後日。私の二十歳の誕生日。



「うん、いいよ」



高まる胸を抑えて、平気な顔で返事をした。