誰だって違うところはあるのに
思うとおりのあなたでないと直ぐに怒られた。なんで、私だってみんなとふざけあって、バカみたいになって思ってもないことを言い合ってみたい
それで最後には笑いあってやっぱりごめんねって
謝り合いたい
それが私の望む友達だった
いつしか私は薄情者なんて言われたりして
薄情者じゃないよ……?って優しく言っても、〖嘘だ〗〖どーせ、それも演技なんだ〗〖信じてた私が馬鹿だった…〗なんて
何が言いたいのか
…そんな人達なんて死んじゃえばいいのに
あ"ぁ"……腹立つ
こんなに私はみんなに嫌なことを言ったのに
みんなは神様みたいに許してくれる
情けを買うように
みんなが揃って私を可哀想な目で
でも
優しく
私が大好きな…
お母様の目で…
私は善人者なんかじゃ…なかった…
みんな善人者じゃない……
私の神様は……
ここにいたんだ
私の大好きな神様はここにいたんだ
あぁ……
私はなんて
幸せ物なんだろう
END…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。