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第1話

告白
今日も隣の席のあの人は何を考えてるのか分からない。
授業は遅れてくるし、来たと思ったらボーっとしてるし完全に寝てる時もある。
そんなあの人と私は一応友達の関係。

午前の授業が終わるといつも通りに話し掛けてきた。
甲斐隼人
甲斐隼人
あなた昼飯行こうぜ。
あなた

いいよ。

甲斐隼人
甲斐隼人
じゃあ屋上な。
コンビニで買って来たであろう昼食が入った袋を片手に、甲斐は教室を出て屋上への階段を登って行く。
屋上に着くとコンクリートの床に直に座りあぐらをかいて袋からおにぎりを出して食べ始めた。
私は、相手の隣に座り母親に作ってもらったお弁当を出す。
あなた

甲斐って、いつもコンビニ弁当だよね。栄養偏るよ?

甲斐隼人
甲斐隼人
うるせー、いいだろ別に。こっちの方が楽だし。
あなた

ふーん。

人それぞれ色々事情はあるだろし、食べ物の好みも様々だ。
コンビニ食命って人が居てもおかしくないか。
だけど、「友達」だから…少しは心配している。
甲斐は2個目のおにぎりに手を付けながら突然話を振ってきた。
甲斐隼人
甲斐隼人
あなたってさ、彼氏いんの?
あなた

え?

私から出た言葉はたったの一音だった。
でも、何故だが胸がドキリとした。
あなた

な、何でそんなこと聞くの?甲斐に関係なくない?

甲斐隼人
甲斐隼人
あー、まー、関係ないって言われたらそれまでだけどさ。
いつもの甲斐らしくなく妙にソワソワしていて何かを考え込んでいた。
あなた

っていうかさ、甲斐はどうなの?彼女いないの?

甲斐隼人
甲斐隼人
俺は、彼女はいない。好きなヤツならいんだけど。そいつ、鈍感でさ。俺の気持ちに全然気付かねーんだよ。どうしたらいい?
あなた

うーん。その子が鈍感ならやっぱストレートに言うしかないんじゃない?「好き」ってさ。

甲斐隼人
甲斐隼人
そっか。だよな。じゃあ、言うわ。
あなた好きだ。
あなた

え?いやいや、私に言ってどうするの!好きな人に言わないと!

甲斐は真剣な表情をし食べ掛けのおにぎりを袋の上に置き、私の両肩をガシッと掴んで来た。
甲斐隼人
甲斐隼人
だから、俺が好きなのはお前だって!何で気付かねーんだよ!
あなた

私…?え、甲斐が私のこと、好き…?

甲斐隼人
甲斐隼人
ああ。俺はあなたのことが好きだった。ずっとな。だから、付き合えよ。
あなた

甲斐…

甲斐がこんな真剣な表情をして、自分の気持ちを伝えて来たのは初めてだ。
私は、その気持ちに応えたいと思った。
あなた

いいよ、付き合っても。よろしく、甲斐。

甲斐隼人
甲斐隼人
まだ甲斐呼びかよ。ま、それもいいか。
友達からの告白…何だかむず痒かったけど、私の高校生活にまた一つ大切な思い出が出来た。





-Fin-