タッキーと相葉くんのおねがいの元、嵐の総監督になったあなた。嵐復活のために松潤とデート先で見つけたペンダントを渡すも、大野さんとニノさんは、心を固く閉ざしたままだった…そして今日、櫻井くんが休止の真実を話す。
(休止の真相は、あくまで作者の推測に基づいて作られた物です。実際とは異なりますのでご了承ください。)
٭•。❁。.*・゚東京駅にて.゚・*.❁。.*・٭•。
昨日櫻井くんが真相について話す為に、今日1日開けて欲しいと言われて来たけど、朝の7時から空港向かって、北海道行って車レンタルしてお昼にじゃがバタ食べてスキーを満喫した後に産地の焼肉店に行って19時に帰ってくるなんて本当に出来るのかな…
そんなこと思っていると、櫻井くんがサングラスをかけ、おにぎりの袋を持ちながら歩いてきた。
そう言うと、昨日二人で話していたおにぎり専門店の、鮭おにぎりと梅おにぎりを袋の中から取り出した。
そう言うと櫻井くんは走り出した。
タクシー乗り場にはおじいさんが車の前で待っており、乗るように促した。
タクシーの運転手は頷くと、車を走らせた。
「予約通り、飲食可能の車なので、食事をお楽しみください」
タクシーの運転手はそう言うと、帽子を深く被った。
私は小さく頷くと、おにぎりを1口食べた。
私はおにぎりを食べ終えると、空港に着いていた。
切符を手渡すとそそくさと空港の中に向かった。
荷物チェックを終え、飛行機でいざ北海道に向かう。
櫻井くんが寝ていた。
こんなハードスケジュールをこなしているんだなとファンながらに改めて感じた。私も寝ようとした時、肩に何かが当たる音がした。
櫻井くんだ。櫻井くんが肩に持たれかかってきた。私は心がドキドキ鳴り止まらない。
いつもテレビ越しでしか見ない彼が、こんなにも近くに居るなんて…
そっと私はジャンバーを彼にかけた。
飛行機の中で私は一睡もできなかった。
٭•。❁。.*・゚北海道.゚・*.❁。.*・٭•。
じゃがバターも食べ、ゲレンデでスキーもした後、二人で焼肉店に入った。時刻はまだ17:30だが、駅に向かうまであと30分しかない。運ばれてくる肉を焼こうとすると、トングを櫻井くんが持った。
櫻井くんは肉を焼きながら、静かな口調で語り始めた。
٭•。❁。.*・゚10年前.゚・*.❁。.*・٭•。
まだ嵐が活動している時代。日本だけでなく、世界の各国にも、嵐の名前が知られていた。日本中の誰もが知るアイドル。仲良しで互いに支え合える仲間、そして愛するファンたちに囲まれて、嵐は幸せだった…
だが、大ちゃんは自分の気持ちに葛藤していた…
4人は目を大きく開き、驚いた。
٭•。❁。.*・゚現在焼肉店.゚・*.❁。.*・٭•。
٭•。❁。.*・゚4年前.゚・*.❁。.*・٭•。
リーダーはあの日から心が揺れながらも、頑張り続けた。
LIVEが忙しい中、メンバーがLIVEで嵐には大野さんがリーダーである事への感謝の気持ちや、嵐のメンバーが大好きだと言う気持ちもしっかりと胸に焼き付いていた。
だがその日、皆を集めた。
皆で涙目になっている中、相葉くんは、リーダーの肩を叩いて言った
それを聞いたメンバーは、涙目をぐっと堪えた。
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私は目からいっぱいに涙が出た。
櫻井くんが慌てて持っているハンカチを渡した。
自分が言っていた言葉に涙した。
私はこのまま嵐を復活させてもいいのかな…?大ちゃんの気持ちは?ニノのおもいはどーなるの…?
不安と罪悪感で心がぐちゃぐちゃになった。
櫻井くんは私の頭を撫でながらなだめてくれた。
焼肉店を後にした私達は、東京まで帰ってきた。19時ぴったりだった。
私は彼の後ろ姿を見ると、帰路に着いた
足取りが重い。
嵐を復活させたいって思ってるのは、間違いなのかな…
そんな事を思いながら歩いていると、後ろから声が聞こえた。
次回「出会い編…(5) 緑の安らぎ」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。