玄樹は、私より年下だけど、
正直、私の中では、
頼りになるお兄ちゃんだ。
海人は、弟的存在だけど、
よく話を聞いてくれて、頼りになる。
玄樹は、凄いな〜…そう思う。
リビング
その紫耀の言葉で、
紫耀は、何か分かってるんだな…
そう思った。
コンコン
ドア越しに、少しだけ会話をした。
顔は見えないけれど、
やはり廉も、何かしら悟っているのか、
喋り方に、少し違いがあった。
まぁ、ひとまず、
この2人が何を思っているのかは、
二の次として、
問題は、七瀬が何を企んでるのか…
私がいない間に転校してきたんなら、
環奈たちが、何か知ってるんじゃないか…
そして、あなたは、
環奈様に、聞くことにした。
が、しかし、
その答えは、聞く前に分かることとなる。
プルルル プルルル
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。