第353話

353話 隠しとくね
3,155
2019/10/06 10:25
紫耀
紫耀
あなたは、頑張りすぎなんだよ…
紫耀
紫耀
それも見えない所で





俺は、寝ているあなたに、

頭を撫でながら、

色々話した。







紫耀
紫耀
熱愛だって、いじめだって、全部嘘
紫耀
紫耀
あなたは、常に皆平等だし、
常に笑顔で接してるもん
紫耀
紫耀
もっと、ふざけてもいいんだよ?
紫耀
紫耀
もっとハメ外して、
気抜いていいんだよ?
紫耀
紫耀
いっつも、気はってるから、
こうやって体壊すんだし
紫耀
紫耀
まだ熱だけで済んでるからいいものの、本当に病気とかになったら、
どうするのさ
紫耀
紫耀
もうあなたの居ない生活とか、
無理だし
紫耀
紫耀
あなたは、いっつも全部大丈夫とか、私は強いからとかって強がってるけど
紫耀
紫耀
あなたは、自分が思ってるほど、
強くないよ?
紫耀
紫耀
確かに、喧嘩とかしたら、
全然俺より強いと思う
紫耀
紫耀
だけど、あなたは、心の面で、
俺らの誰よりも弱い
紫耀
紫耀
その心の傷を全部俺らに隠して、溜め込むから、どんどん傷が深くなってく
紫耀
紫耀
まぁ、きっとあなたは、こう言っても、いっつもみたいに、全然大丈夫とか言って、濁すんだろうけどね
紫耀
紫耀
俺さ、やっと分かったんだよね
紫耀
紫耀
俺、ここまで守りたいと思った人、
初めてだよ
紫耀
紫耀
あなたの事が好きみたい…
紫耀
紫耀
でも、この気持ちは、隠しとくね
紫耀
紫耀
いつか、タイミングが来る時まで…












































そして、紫耀は、

部屋を出ていった。














あなたは、スヤスヤと、

眠り続けた。


























































































そして、次に起きた時、

ふと、横を見ると、

廉が居た。







東 〇〇〇
東 〇〇〇
え?
廉
あっ、起きた?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
え、あっ、うん
廉
熱の方はどう?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
うん、もう大丈夫そう
廉
じゃ、試しに体温計をどうぞ
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
う、うん




そして、熱を測ってる間に、

廉に聞いてみた。



東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ねぇ、何でここに居るの?
廉
学校から帰ってきたら、紫耀から、
あなたが熱出した〜って聞いてな
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
紫耀?紫耀も帰って来てるの?
廉
おん、紫耀も部屋来てたけど
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
そうなんだ?
廉
それで、念の為にあなたに誰か1人付いてようって事になって、30分事に交代で付いてて、丁度俺の時にあなたが起きたっていう訳や
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
あっ、そうだったんだ
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
てか、今何時?
廉
う〜んとな…もうすぐ9時やな
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
えっ、もうそんな時間!?





ピピピ ピピピ ピピピ




廉
見せてや
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
はい
廉
うん、36度。平熱やな
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
おぉ!良かった!
廉
それと、ちなみにもう全員帰って来てるからな?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
そっか
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
お礼しとかないと
廉
お礼なんて、そんなの別にいいけどな
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
いいの、いいの
廉
じゃ、下行くか?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
うん!











そして、熱はすぐに治った。








と思ってた。



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