帰りながら、美波に連絡する。
そう。今回美波から聞いたのは、
七瀬がシェアハウスに、
爆弾を仕掛ける未来を見た
と言われたからだ。
そのついでに、七瀬の薬の件も、
確かめることにした。
実際、爆弾の件については、
確かめられなかったが、
特に目立ったものは持っていなかった。
これで今日の仕事は終わりだ。
まぁ結局何事もなく終わり、
私としては、もう十分だ。
私は1ヶ月後に迫った、
受験に向けて、勉強を始めた。
それからというもの、あれから何も変化がない。
そもそも美波とも、ほとんど会っていない。
きっと受験があるからって、
何か遠慮してるところはあるんだろうけど、
6人にも大きな変化はないし、
七瀬にも変化はない。
これはこれで、嵐の前の静けさというか、
嫌な気がしなくもないが、
何も無いのなら、
余計なことはする必要がない。
そんなことをいってるうちに、
気づけば、もう12月後半…
というか、もう大晦日だ。
テレビは、紅白とガキ使で、
色々忙しいけど、
まぁ、キンプリの出るところは、
全部録画もする。
これは、6人には言わないけどねw
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。