第477話

477話 大嫌い
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2020/03/12 16:42



環奈side



きっと、あなたも1人で、

色々考えてることがあるんだと思う。




後2ヶ月程で、

七瀬との結果もつくだろうし、

自分のアレルギーとの戦いにもなる。




その中で、大学に入学して、

廉くんとも上手くやらないといけない。




世間にバレちゃいけないし、

外で簡単に会うことも出来ない。



あなたなりに、1人で考えてるんだろうな…

















東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
ごめん、ちょっと頭冷やしてくる…
環奈
環奈
ちょっと待って!外雨降ってる!



バタン






あなたは、1人で外に出ていった。


























あなたside



勢いで外に出たものの、外は大雨。



この1月末、当たり前のごとく、

気温は1桁なのに、

ジャンバーも着ずに家を出た私は、

心底バカだなと思う。






どんどん濡れていく服が、

私の体温を、どんどん奪っていって、

体は、すぐに冷たくなった。



















でも、すぐに家に帰る訳にもいかず、

公園の木の下で、

1人うずくまる。


















東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
何してんだろ…



もう何度思ったことか…



何してんだろ…


って自分を理解しようとしても、

何も分からない。





こうやって、何度も躓いてつまずいて、

自分が嫌になって、

死のうと思っても、死ねなくて…





もう後ろは向かないって決めたのに、

いつもどうしても、後ろを振り返ってしまう。




そんな自分が大嫌いだ。


































優太
優太
あなた…?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
…?岸くん?
岸くんは、私に傘を差し出してそう言った。

優太
優太
やっぱりあなただ
優太
優太
何してるの?こんな雨の中
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
散歩…‪w
優太
優太
えっ?何で?‪w
優太
優太
まぁひとまず、はい上着
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
いいよ。岸くん風邪引いちゃうよ?
優太
優太
俺よりあなたの方が、体弱いじゃん
優太
優太
それに、俺中も着込んでるし大丈夫
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
じゃあ借りるね
優太
優太
寒いから、ひとまずシェアハウス来る?
東  〇〇〇 (ヤンキー)
東 〇〇〇 (ヤンキー)
じゃあそうする



私達は、シェアハウスに帰った。




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