第379話

379話 嫌いじゃない
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2019/11/02 15:34
次の日、私は朝から大家さんに、

出ていくことを話してから、

コンビニに行って、

シェアハウスに荷物を送ってもらって、

シェアハウスに向かった。




















シェアハウスに着くと、

岸くんが居て、

他のみんなは、

仕事やら、学校らしい。

















東 〇〇〇
東 〇〇〇
あっ、そうだ!
優太
優太
ん?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
私、高校行く!
優太
優太
えっ!?どうしていきなり!?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
私もこの仕事で、いつまでやっていけるか分からないし、せめて高校卒業の資格は取っておきたいの
優太
優太
いや、あなたなら歳とってもやっていけそうだけどね…‪w
優太
優太
あっいや!だからといって、高校に行くなって言ってる訳じゃないんだよ?
優太
優太
俺も、人生の3年しかない高校には、
行っといた方がいいと思うし
東 〇〇〇
東 〇〇〇
あっ、うん‪w
優太
優太
俺たちの高校でしょ?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
俺たちのって‪w
うん、まぁあそこが1番近いし
優太
優太
じゃあ、転入手続きしないとだな?
優太
優太
…‪…‪……………
東 〇〇〇
東 〇〇〇
どうしたの?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
あっ、親の事?
優太
優太
うん…ごめん
東 〇〇〇
東 〇〇〇
何で謝んの?‪w
大した事じゃないじゃん‪w
優太
優太
いや、思い出したくないんじゃ無いかなと思って
東 〇〇〇
東 〇〇〇
まぁ…ね…
東 〇〇〇
東 〇〇〇
やっぱり、普通の暮らしが羨ましいな
東 〇〇〇
東 〇〇〇
……………なんてね?‪w
優太
優太
嘘ついてるの、丸見えだよ…






その時のあなたは、

目に涙を溜めていて、

無理に笑ってるようにしか、

見えなかった。





嘘をついて、

強がってるようにしか、

見えなかった。










東 〇〇〇
東 〇〇〇
いい事をしたら、沢山褒めてもらって、悪い事をしたら、しっかり叱ってもらう。
東 〇〇〇
東 〇〇〇
一緒に買い物に行ったり、髪を整えてもらったり、一緒に遊んでもらったりするの
東 〇〇〇
東 〇〇〇
すっごく楽しそうだよね
東 〇〇〇
東 〇〇〇
羨ましいな…











私の求めてるものは何?



幸せ?普通な暮らし?








普通の女の子が、

普通に暮らして、

普通に歳をとって、

普通に死んでいく。










それが幸せだと思っていた私に、

岸くんは、こう言ったんだ。













優太
優太
普通過ぎても、楽しくないよ?
東 〇〇〇
東 〇〇〇
えっ…







じゃあ、この世に、

幸せというものは、

存在しないのだろうか。






何が、本当の幸せなの?






優太
優太
多分、何が幸せかは人それぞれだと思う。
優太
優太
でも、今俺は幸せだよ
優太
優太
大切な仲間が、側にいて、
一緒に居られる。
優太
優太
俺としては、
これ以上の幸せは無いかな?‪w









あぁ…そっか……








私は、幸せを求め過ぎてたんだ。






確かに何か刺激がないと、

何も楽しくない。




普通な私は、大嫌いだ。







私は、


ヤンキーでもあり、真面目ちゃんでもある。


そして、アイドルという立場でもある。





3つの顔を使い分けてる私。




そんな、笑顔でいる私は、

嫌いじゃない。





きっと、これも1つの幸せだ。








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